ENRIQUE MORENTE / HOMENAJE A D. ANTONIO CHACON

現代フラメンコにおける、もっともアーティスティックなカンタオール(歌い手)の一人、エンリケ・モレンテ(若手スター、エストレージャ・モレンテの父親でもある)。元来、フラメンコの家系出身というわけではなかった彼は、若き日より古典に耳を傾け、当時健在であった巨匠たちと直に接することでカンテの研究を重ねてきました。フラメンコ世界の拡張にも意欲を燃やすモレンテですが、そのバックボーンには古典に対する広い知見と、ルーツの追求者としての顔があるわけです。本作はそうした姿勢に裏打ちされた1977年作で、「カンテの帝王」ドン・アントニオ・チャコンに捧げた名盤。ギター伴奏はペペ・アビチュエラ。(サプライヤーインフォより)