GEORGIA RUTH / WEEK OF PINES

  ウェスト・ウェールズ生まれ、子供時代から弾いたハープのピッキングは、バート・ヤンシュのスリーフィンガーの影響を受けたそう…。リバプールの港で、ウェールズの船乗り達が歌い伝えた曲や、ジョーン・バエズがハリー・スミス経由で歌ったアパラチアン・トラッドを交えながらも、自作自演曲をつづるSSWジョージア・ルースの、メランコリーかつちょっとス …

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ENRICO MACIAS / L’ORIENTAL

アルジェリア出身のユダヤ人でありながらフランスでシャンソン歌手として大成したエンリコ・マシアス(1938-)、彼の叔父はアラブ=ユダヤ / アンダルース系音楽の巨匠~シェイク・レモンであり、彼の父もまたレモンと行動をともにした名のあるヴァイオリン奏者でした。そんな出自を持って、1962年にリリースしたデビュー・シングル “L’orie …

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KILA & OKI

アイルランドの無秩序轟音バンド、キーラがアイヌのOKIを招いて作った新アルバム、OKIのトンコリを活かすため、メンバーは極力演奏を止め、トンコリとバウロンなど最小限の音でキーラならではのケルト原人メロディーが浮かび上がる。世界先住民族ポップス。キーラはうるさ過ぎて苦手という人こそ聴くべき、つーかこれじゃOKIのアルバムだけどね。影響を受けやすい人達なんでしょ …

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SAM LEE / GROUND OF IT’S OWN

今年2013年6月に来日し話題を呼びました。既に国内盤も出ていますが、近年を代表するトラッド・フォーク名作ですので、再入荷ということで、よろしく、どうぞ。青年時代にはトラベラーズ(英国、アイルランドのジプシーとも呼ばれる漂白の民)とともに寝起きし、その古くからの伝承歌、バラッドを学んだユダヤ系英国人男性歌手サム・リーの2012年デビュー作です。フィドルやオー …

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THEODOSIA STIGGA / MOIAZEIS, You Remind Me

セオドシア・スティンガ、ギリシャ北東部、トルコ語話者が未だに住まうというコモティニ生まれの女性歌手、1975年以来歌っているというヴェテランです。多くの作曲家アルバムやライカ / ディモーティカ系企画アルバムで歌って来ましたが、ソロ・アルバムは90年代後半から3枚のみ、本作は2011年の今のところ最近作となっています。その後、アルバムがないのはとても残念です …

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ROSS DALY / MUSIC OF CRETE

ロス・ダリー、変わった人です。英国ノーフォーク生まれ(1952-)、若き日に世界中を旅し、ことに中東、中央アジアを経てたどりついたのがクレタ島、それまでにも旅の中で250の楽器を蒐めたそうですが、クレタの擦弦楽器、リラに魅せられ、1980年代の初めからこの方、ずっとクレタに住まわっているそう。 ビザンティン帝国時代の古いリラを再現し、ひたすら弾きまくって生き …

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GIORGOS MAGLARAS / AMMOS

ギリシャ、ヴァイオリニスト、ヨルゴス・マラーマスによるトラッド・インストルメンタル・アルバムですが、トラッドそのままでなく、一味違うアーティスティックなアレンジが施されました。素晴らし! 1 Ammos 4:05 2 Pentozali 4:54 3 Agapi Mou 4:47 4 Silivrianos 4:18 5 Ampeli 4:35 6 Loul …

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REBOUTSIKA EVANTHIA, ELENI ZIOGA, ELLI PASPALA / O HOROS TON ASTRON

詩人であり女優でもあるエレーニ・ジオガと、映画音楽界を中心に活躍して来た人気作曲家、エヴァンシア・レブーツィカ、そしてフォークロアやジャズも歌いこなすヴェテランの歌い手、エリー・パスパラというギリシャの有能な熟女?3人によるニュー・ユニット=異色レーベル“カンティニ”からのニュー・リリースCDです!もちろん、メインで歌うのはパスパラ、ほかの二人はコーラス&曲 …

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ANTONIO RAMBERTI / IL TRENO IN FONDO AL MARE

イタリアのトム・ウェイツ~なんて風にも言われたりするのは、ピアノ弾き語りのSWWで、そのヨレヨレのルックスのせい?あるいは、その演技過剰の音楽性ゆえ?とは言え、オルタナティヴなパオロ・コンテという感じのその歌、その音楽性、十分に気に入ってしまいました!ベースはイタリア民謡、そこにラテンあり、タンゴあり、ロックンロール、フリー・ジャズ、フェティッシュ、お笑い、 …

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POETA MAGICA / SAGA MUSIC FROM SWEDEN

ノルディック・ワールド・ミュージックの草分け的バンド! 1992年にドイツで結成されたポエタ・マギカは、主に北欧スウェーデンの古楽・中世音楽を紹介する男女混合グループで、ノルディック・ワールド・ミュージックの草分け的バンドとして人気を博してきた。そんな彼らの2013年最新作である本作は、彼らの真骨頂ともいえるスウェーデンのトラッド・ソングを取り上げ、さらに他 …

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OANA CATALINA CHITU / DIVINE – Romanian Songs from The Repertoire of Maria Tanase

“ルーマニアのエディット・ピアフ”生誕100周年記念! ルーマニア出身の女性歌手による入魂のマリア・タナセ集!“ルーマニアのエディット・ピアフ”と呼ばれ、同国の伝説的な大スターであったマリア・タナセが2013年、生誕100周年と同時に歿後50周年を迎えた。そんな彼女を愛してやまない、ルーマニア出身で現在ベルリン在住の女性歌手オアナ・カタリーナ・キツがタナセの …

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LUNASA / With The RTE Concert Orchestra

アイリッシュ・トラッド実力派インストゥルメンタル5人組の 来日記念盤ともなった8枚目の新作は、なんとオーケストラとの共演盤! ショーン・スミス(フィドル) ケヴィン・クロフォード(フルート) トレヴァー・ハッチンソン(ベース) キリアン・ヴァレリー(イーリアン・パイプ) ポール・ミーハン(ギター)

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SOGDIANA / HEART – MAGNIT

US経由で再入荷です。>こちらで紹介されていて(無断リンクすみません、お元気でしょうか…?)、チャンスがあったら入れたいなと思っていた商品です。ロシアで活躍するというウズベキスタン出身の若手女性歌手の08年作です。以前、ウズベク盤MP3CDが一度だけ入荷したことがあります。>こちらセヴァラ・ナザルカーン嬢も驚きのロシア・デビューを飾ったわけですが …

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V.A. / MOBILISATION GENERALE, Protest and Spirit Jazz from France 1970-1976

Born Bad Records と Diggers’ Digest の共同企画による70年代フランスの抵抗のアヴァン・ジャズ特集です。65年創立のピエール・バルーのサラヴァ、69年にパリで一連のコンサート を開くアート・アンサンブル・オブ・シカゴ、これがブラック・パワーのフリー・ジャズとラルザック農民闘争などを支援してきたフランス(+在仏移民) …

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BOULOU FERRE / BOULOU SOLO, MAIS AUSSI

はっきりしないタイトルです。「ブールー・フェレのソロアルバムですが、ソロでない曲もありますよ」と断っているアルバムタイトルです。ソロでない録音には: Elios Ferré (g), Pierre Boussaguet (cb), Florin Niculescu (vln), Motia Iankovskaia (vo)入り。付属DVD …

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LATCHO DROM / DEBORAH

オリジナル盤です。南仏=トゥルーズから登場したジプシー・スウィング・バンド!ジャンゴ・ラインハルト&ステファヌ・グラッペリの往年のスタイルを現代に蘇生させ、フラメンコやブルース、果ては東欧トラッドまで、なんでもスィングさせてしまうその圧倒的な演奏力が話題を呼びました。 1 Lungone Drumenca 3:47 Written by Christophe …

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ABRAHAM INC. / TWEET TWEET

エイブラハム・インクは~クレズマー・クラリネットとニューオーリンズ・ブラス&ヒップホップをミクスチュアーしたFUNKユニット!~かれこれ20年に渡りNYでクレズマー・クラリネット・マスターとして活躍するデヴィッド・クラカウワーex Klezmer Madness !! そして御大トロンボーン奏者のフレッド・ウェスリー ex JB’s !! 加えて …

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