V.A. / CANCIONES Y POEMAS, FEDERICO GARCIA LORCA

20世紀スペインを代表する詩人フェデリコ・ガルシア・ロルカ。本作は、彼にまつわる録音、全15トラックを収めるアンソロジーです。 フラメンコ名歌手エンリケ・モントージャが1960年にリリースした7インチ盤からのトラックをはじめ、フラメンコ・ギターにのせたガブリエラ・オルテガの朗読、ソプラノ歌手リナ・リチャルテの歌曲、ガルシア・ロルカのピアノと共演したラ・アルヘ …

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JULA DE PALMA / TUA

1931年ミラノ出身で、40年代末から70年代半ばにかけて活躍した女性歌手ユーラ・デ・パルマ。本作は、59年のサンレモ音楽祭で第4位入賞した彼女の代表曲「トゥア」を含めた、同時期のシングルをまとめたものと思われる、全12曲入りのリイシューです。 ジャズ・ナンバーなどもこなした彼女の洗練された歌声と、ジャジーなテイストなど取り入れた、これまた洗練されたビッグバ …

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ROBERTO MUROLO

1912年生まれ、2003年に亡くなったナポレターナを代表する大歌手、ロベルト・ムローロ。本作は、ギター弾き語りによる1956年の10インチ盤『Roberto Murolo e la sua chitarra (5° selezione di successi)』(Durium, ms Al 545)を、曲順はシャッフルされていますが、全曲収めるリイシューで …

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DREAMER’S CIRCUS / ROOFTOP SESSIONS

★ドリーマーズ・サーカス『ルーフトップ・セッションズ』 伝統音楽とクラシック音楽の絶妙なハーモニーを通してこのトリオならではの技能と表現力とモダンなセンスを明快にプレゼンテイションした『リトル・シンフォニー』、そして、ワールド・ミュージックからロックやポップス、現代音楽/実験音楽までの射程範囲の幅広さとその柔軟な咀嚼力を証明した『セカンド・ムーヴメント』に対 …

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LUNASA / CAS

ルナサの新作「CAS」が到着しました。 今回の新作はとにかくすごい。ちょっと久々の感動って感じです。まずはボーカル・ゲストが豪華。ナタリー・マーチャントが入ってるところなんか、すごいよねぇ… そしてメアリー・チェイピン・カーペンターやティム・オブライエンも参加してますよ〜。 でも私がこの作品ですごいのはインスト曲だと思う。とにかくオーケストレーションというか …

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V.A. / DISCOVER THE BEAUTY OF BULGARIAN FOLK MUSIC

珍しくもブルガリア盤CD、深い森の中から聴こえて来るような女声ソロ、コーラス、インストゥルメンタル、そして、意外と派手なダンス音楽など、様々なフォークロアのかたち、そこに通底するブルガリアのトラッドな音感が楽しめるオムバスです。   1 Valya Balkanska / Maychinko, stara maychinko 4:17 2 Nadk …

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BUBAMARA BRASS BAND by Aleksandar Kaštanović‎ / KASHTANIZMA

バルカン・ブラスにヒントを得た?が、やっぱりバルカンとは一味違うブラス・サウンドを聞かせるルシアン・ブラス・バンド!ブバマラ〜2010年のファースト・アルバムです。ちょっとクレズマー入っているかもですね。   1 Sheva 2 Vasja, Prelijte Rakijom! 3 Guske Guske! 4 Pjesmu S Neba 5 Kashtan …

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ENCUENTRO TANGO QUINTET / CARTA A MI AMADA

フランスのタンゴ・ユニット、エンクエントロ・タンゴ・クインテットによる2017年のデビュー作です。かのモサリーニの薫陶も受けたというブルターニュ出身のバンドネオン奏者をはじめ、ヴァイオリンとピアノの以上3人が女性で、ギターとコントラバスが男性という、クラシックやジャズなど幅広いバックグラウンドを持った5人組。アレンジも務める中心人物でギタリストのアンジェロ・ …

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YANN-FANCH KEMENER, FLORENCE ROUSSEAU, ALDO RIPOCHE / AR BARADOZ

  15歳からステージに立って歌い始め、ブルターニュのトラッド・バンド、Barzazも立ち上げた男性歌手、ヤン・ファン・ケメールの2017年作。ここでは、フランスのケルト圏ブルターニュの南の地域の古くから伝わる宗教音楽を、新しく現代的に蘇らせて聞かせています。落ち着いた清らかなヤン・ファンの歌を中心に、彼の声に寄り添うようなチェロやハーモニウムが、 …

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ENSEMBLE MZE SHINA / ODOIA, Chants De Georgie 

以前はグルジアと呼ばれていた、ヨーロッパとアジアの境に位置する南コーカサスの小国ジョージア。ソビエト連邦を構成する地域でしたが、1991年に独立。そんなジョージアの伝統的混声ポリフォニー・コーラスを聞かせるグループです。ジョージアでは、生活のあらゆる場面でポリフォニー・コーラスが登場するそうで、ワーク・ソングからウエディング・ソング、冠婚葬祭などでも歌われ、 …

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ANDRES DE JEREZ & SAMUELITO / ARANANDO EL ALMA

1964年ヘレス・デ・ラ・フロンテーラ生まれのカンタオール、アンドレス・デ・ヘレス。5歳のころから、フラメンコ好きの祖父に連れられ、フラメンコの盛んな地元地区の食堂などでカンテを体得していったという本格派です。初ソロ作となった2018年リリースの本作は、パリで録音。14年にフランスのモン=ド=マルサンで毎年開催されているフラメンコ・フェスで知り合ったという、 …

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EFREN LOPEZ, STELIOS PETRAKIS, BIJAN CHEMIRANI / TAOS

ギター、サズ、ブーズーキ、シトーラ、マンドーラ、サントゥール、ウードなど20種を超える撥弦楽器を操る、スペイン、バレンシア地方のマルチ撥弦楽器奏者エフレン・ロペスとギリシャのクレタ島出身の擦弦楽器リラの名手ステリオス・ペトラキス、さらにイラン出身のパーカッショニストでザルブ(トンバク)・マスターのビージャン・シェミラニという、地中海をまたぐ音楽の名手たちが、 …

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ETENESH WASSIE, MATHIEU SOURISSEAU / YENE ALEM, invitent Julie Laderach

何と言うべきか、究極のエチオピアン・ヴォイスとでも? >こちら前作から早8年、エチオピア女性歌手エテネッシュ・ワシェと、フランス人ベーシスト、マチュー・スーリソーとの実験的共演作品2作目です。加えて、Winter & Winter からアルバムをリリースしている女性チェロ奏者、ジュリー・レダラッハも参加〜たった二人の演奏とエテネッシュのアムハラ語の歌 …

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