LES MAITRES DU BELE de Sainte-Marie / TAMBOURS DE MARTINIQUE

“ベレ”と呼ばれるマルチニークのアフロ・ルーツ音楽~その起源はコロンブスの新大陸発見までさかのぼり、アフリカから連れてこられた奴隷達がたばこや綿の農場で生み出したとされています。奴隷たちはその存在とアイデンティティを主張する抵抗の表現としてベレを演じたともされます。コール&リスポンスの歌とパーカッション・アンサンブルで構成されるこの音楽の伝統を、今に伝えるマ …

続きを読む>

JOSEITO MATEO / KING OF MERENGUE

1920年ドミニカ共和国生まれで、1930年代から歌い出したホセイート・マテオ。その甲高くも芯の通った軽快な歌は、すぐにパン・カリブ的な人気を得て、1950年代半ばにはソノーラ・マタンセーラをバックに歌い、1962年には、エル・グラン・コンボのファースト・アルバムにヴォーカリストとして参加。まさに往年のトロピカル系大歌手であります。ウィキペディアのスペイン語 …

続きを読む>

BEACHAM COAKLEY / CALYPSO BEAT OF THE BAHAMAS 

バハマのビーチャム・コークリーズ・エメラルド・ビーチ・ホテル・オーケストラが、1957年前後に『グーンベイ!:ジ・オーセンティック・カリプソ・ビート・オブ・ザ・バハマ』(DECCA DL-8459)としてリリースしたアルバムの復刻です。 ハリー・ベラフォンテのヒット曲としてもお馴染みな「マチルダ」、ビーチ・ボーイズが『ペット・サウンズ』で取り上げたヴァージョ …

続きを読む>

COUNT BERNADINO / CALYPSO BACCHANAL

1923年生まれ、2015年に亡くなったバハマのカリプソニアン、カウント・バーナディーノ。本作は、1962年のヒット作『カリプソ・バッカナール』の復刻で、曲順はシャッフルされていますが全トラック収録されています(ラスト1曲「MAMA LAY, LAY, LAY」の曲名が別のものになってしまってます)。 ソウルフルなヴォーカルに、ジャジーなテイストも含むサック …

続きを読む>

THIERRY FANFANT / BEST OF

風の吹く島のベースマン、チエリー・ファンファンのダブルベスト。CD1が歌もの(ファンファン作曲 のレパートリーをトニー・シャスール、ラルフ・タマール、ジャコブ・デヴァリュー他多彩な歌手たちの 歌唱で)、CD2がインストもの(カリビアン・ジャズ)で、ダヴィッド・ファックール、盛岡の彼女 マリオ・カノンジュ、アラン・ジャン=マリー、アンディー・ナレル(スティール …

続きを読む>

JOAN SORIANO / ME DECIDI

    ★JOAN SORIANO ROOTS BACHATA BAND ギター&ヴォーカルのホアン・セラーノを中心に、 妹と弟と相棒と、生音バンドでのバチャータ、 録音はNY&サントドミンゴ、 ルーツ・バチャータ・バンドを名乗るだけあって、 いかにも地元っぽい飾らない仕上がりですね ↓↓

続きを読む>

V.A. / CARIBBEAN IN AMERICA 1915-1962

選曲監修はドック・レゲエこと ブルーノ・ブルム、ということで続々ですね、ホント。>こちら “CUBA IN AMERICA” の続編ということになるでしょう。要するに合衆国録音のカリプソ、メレンゲ、ビギンやカリビアン・リズム使いのジャズ、ニューオーリンズ音楽、R&Bや映画音楽や、ラウンジ・ミュージックやラテン、その他いろいろということ …

続きを読む>

TONY CHASSEUR / LIVE, LAKOU LANMOU

★TONY / LIVE ズーク、ビギン、ビッグバンドカリビアンジャズ… プロデューサーとして、パフォーマーとして歳と共にどんどんよくなってるトニー・シャスールの、芸歴30 年記念コンサート。2016 年10 月31 日、パリ、ラ・シガールでのダブルライヴCD + DVD。マラヴォワ並みのストリングス、ゴスペル・コーラス、ジャズビッグバンド、トニ …

続きを読む>

BÉLO / DIZAN

「Dizan ディザン」とは 「10 年」(仏語では dix ans ディザン)のこと。ハイチのシンガー・ソングライター、ベロの芸歴10 周年記念ベストアルバム。CD1はベロ自身の歌唱によるベスト11 曲集。CD2は、今日のハイチの音楽シーンの大アーチストたち(ブークマン・エクスペリヤンス、ジェームス・ジェルマン、エムリーヌ・ミッシェル…)とのデ …

続きを読む>

JULIO CESAR SANABRIA / REGRESO AL CAMPO

プエルトリコ、男性SSW、 というか、トローバ系シンガー、 フリオ・セサール・サナブリアの2014年作。 サルサ〜ヒバロやダンサをベースに、 語りかけるように歌います。 クアトロの弦音がカナメでしょうか? いかにも島のシンガーソングライター!?

続きを読む>

MANUELA PIOCHE, PAUL BLAMAR, EMILIEN ANTILE / HOMMAGE A NOS CHERS DISPARUS

全16曲中9曲をマニュエラ・ピオッシュが歌っています(こういうのを可愛い歌声と言います)! このCD、タイトルはつまり~「私たちの親愛なる行方不明者たちに捧ぐ」というような意味で、要するに、その後どうなってしまったものか、全然わかりませ~ん、というフレンチ・カリビアン歌手3人の録音を集めたCDです。1960~68年音源、その後どうしているのか、元気でやってい …

続きを読む>

TALINA / JE SUIS PRETE…

しっかし、試しに2004年のズーク、 当時のヒット・アルバム入れてみましたが、 今と全然変わってませんな!? というか、かえって新鮮じゃないですか? 今のズークよりも…まいったな、 これでイイのかズーク!? たぶん、これで、イイんでしょうねズーク。

続きを読む>

TANYA ST-VAL / VOYAGE

おお…8年ぶりの新作!グァドループの出身、1965年生まれということですから、既に50歳を越えているんですが?この歌声、全然変わってないじゃないですかあ!しかもズーク一直線、ファースト・アルバムが1986年でしたから、30年間、ズーク歌いっぱなし、全然変わってないじゃないですか!わたくしも30年以上、飽きもせずこの商売やっていますが、折に触れて聞 …

続きを読む>