2008年7月26日　イラン現地POP本邦初入荷です !!

http://ethno-mania.at.webry.info/〜管理人の吉武絵里子さんに買い付けていただきました。感謝 !! もちろん、完全限定入荷となります。よろしく、どうぞ。
〜 残念ながら、お国柄というか、なんというか、イスラム原理主義＆政教一致のイランですから、女性歌手は存在しません。（例外的に<3> では女声コーラスが聞けますが、コーラス以外はダメなんだそうです...。）
参照 >>http://ethno-mania.at.webry.info/200806/article_1.html

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<1> MOHSEN NAMJOO / TORANJ (BARBAD) CD '07 品切れ
http://jp.youtube.com/watch?v=x2z91yaojTo
ディープ・パープルの“ハイウェイ・スター”スーフィー版？カヴァーが白眉です。ほかキャメルや、レナード・コーエン、マディ・ウォーターズ等の有名曲に乗せ（パクリ？ or カヴァー？）、古来のスーフィー詩を歌ったアルバムになっています。異色中の異色作ですね。ギター＆ベース＆ドラムス＆キーボード、加えてモフセン・ナムジュー自ら弾くペルシャの弦楽器セタールによるバッキングも、あるいは、ペルシャらしいメリスマ使いと欧米ロック風のシャウトが相半ばするアンバランスなモフセンの歌も、一度聴いたら忘れられません。けっこう、奇妙というか、変、かも知れませんが、それというのも、もとはと言えば国外の音楽を基本的にはシャットアウトしようとする現イラン体制が生み出したストレンジさ、ということになるかも知れません。吉武さんのブログ記事によると、これまで幾つかのアルバムを作り上げるも、当局から発売許可が下りず、海外へ渡って活動していたらしいんですが、今回、初めてイラン国内でのリリースが許されたという本作、現地では大きな話題を呼んでいるそうです。

<2> EHSAN KHAJEAMIRI / THE LAST GREETING (IRANGAAM) CD 品切れ
http://profile.myspace.com/index.cfm?fuseaction=user.viewprofile&friendID=191432651
いかにもペルシャらしい繊細なメリスマたっぷりのバラードを聞かせてくれる若手男性歌手、タハリールもこなすエフサーン・ハージェアミーリーです。歌詞の内容はわからなくとも、ラヴ・ソング以外の何ものでもないことは、その溢れるロマンティシズムから察しがつくわけです。イラン国内で、昨年、最高の売り上げを記録したアルバムだそうで、各種エフェクトとアコースティック演奏のバランスも、まあまあでしょうね。ハウス風味、ロック風味、ニューエイジ風味や、あるいはバングラやシャバービーなど、インドやアラブへの目配りも感じさせます。とはいえ、やはり聞きどころは、そのひたすらソフトなヴォーカル表現、まったく、男性歌手が女性歌手の分まで、がんばっているようにも聞こえます。

<3> THE ARIAN BAND / WITHOUT YOU, WITH YOU (TARANEH) CD & DVD 品切れ
http://jp.youtube.com/watch?v=ab659uMewM4
イランを代表するＰＯＰバンドだそうです。甘い男声が替わりがわりに歌う哀愁たっぷりのメロディーライン、ツボをおさえたバンド・サウンド、女声含むコーラスの妙....、何というか、例えば、ＵＳラティーノの間で愛されるバチャータあたりに通じるものを感じさせます。アーリアン・バンドという、そのストレートなネーミングも象徴的ですが、ワールドカップ・イラン代表チームの応援歌も歌っていたということで、なるほど、このアーリアン・バンド、現体制下のイランで生きることを肯定的にとらえようとしているバンドであることは確かでしょうね。ある意味、ナショナリズムに沿ったプロデュースのあり方が見えて来るような音楽性、ですね。

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<4> HOSSEIN KHAJE AMIRI & EHSAN KHAJE AMIRI / MAN O BABA (?) CD 品切れ
http://site.persianplaza.com/samples/khajehamirimanobaba.ram
こちらは、イランで有名な古典音楽声楽家イーラジことホセイン・ハージェアミーリーを父にもつという <2>のエフサーン・ハージェアミーリーが、父親とともに作ったデュオ・アルバムということです。

<5> EMAD BONAKDAR / ARG (KM) CD 品切れ
http://emadoo.com/download.html
イタリアでジャズを学んだというギタリストのリーダー・アルバムで、ペルシャの各種伝統的な器楽アンサブルとともに、ジャズやニューエイジ西洋音楽を取り込んだ独特のインストゥルメンタル・ミュージックを聞かせます。

<6> MAJID AKHSHABI / PARIZAD (SOROUSH) CD 品切れ
http://www.radio-iran.com/index.php?jz_path=Persian%2FMajid-Akhshabi%2FParizaad
いかにもペルシャ古典声楽的な素養を感じさせる男声歌手で、各種伝統音楽のＰＯＰ化を目指したような作です。ちょっと、聴き応えあります。

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<7> FARMAN FATHALIAN / MAST O KHARAB (RAHEZENDEGI) CD 品切れ
http://jp.youtube.com/watch?v=B_SvUmiRDXo&NR=1
弦楽器セタール＆各種打楽器ビートによる、どこか、ペルシャの民俗音楽を下敷きにしたようなアコースティックなサウンドで、ロックにつながる感覚のヴォーカル・ミュージックを聞かせています。将来的な展開を考えると、最も面白い音楽につながりそうな可能性を感じさせます。

<8> MOHAMMAD ESFAHANI / BARAKAT (?) CD 品切れ
http://jp.youtube.com/watch?v=4JYTVhNY2jw
こちらも、ペルシャ古典声楽の素養をうかがわせる男性歌手、ちょっと格調高い歌謡アルバムです。歌っている内容が恋愛関係のことだけじゃないとうかがわせる？端正というか、折り目正しいムードが漂っています。

<9> FEREYDOUN ASRAIE / AZ TO DOURAM (PROSOUNDESIGN) CD 品切れ
http://www.hazarawatan.com/irani/index.php?p=Fereydoun%20Asraie/Az%20To%20Douram
甘く繊細な泣き節を聞かせる歌唱力ある男性歌手による、歌謡曲調バラード・アルバムです。ロマンティックです。ひたすらスウィートです。

<10> REZA SADEGHI / WORLD HOLD ON ...(IRANGAAM) CD & VCD 品切れ
http://jp.youtube.com/watch?v=bo8LJip5JRM&feature=related
こちらも甘い泣き節を聞かせる歌謡曲調アルバムですが、イランに多い中性的な高域ヴォイスではないところがポイントでしょうか。歌唱力が高いとは言えないかも知れませんが、男の泣きごと的雰囲気を醸して、やや辛口？演歌風のＰＯＰです...。

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