2007年7月5日 グナワ・フェス10周年記念ライヴ盤限定入荷です!
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1. VARIOUS ARTISTS / BEST OF LIVE, 10 ANS DE FUSIONS MUSICALES / A3, MOROCCO / ¥2,750
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VARIOUS ARTISTS / ESSAOUIRA 2005 LIVE / A3, MOROCCO/ ¥2,750
サラームアリクム。海上です。一昨日、三週間のモロッコ滞在から戻りました。現在時差ボケ真っ最中。お店にいても頭がボケーっとしてます。さて、三度目となったグナワ・フェス取材のついでに、公式ライヴCDをたっぷり買い付けてきました。モロッコでは99%海賊盤ですが、こちらは正規盤CDです。
<1>は10周年記念盤で、2002年から2006年までの名演を集めた最新作。昨年のパット・メセニー&マーレム・ムスタファ・バクブーの共演や、昨年、68歳で亡くなったマーレム・ハミダ・ブースーら、伝統グナワからグナワ・フュージョンまで11曲を収録してます。
<2>は昨年発売されていた、05年のライヴ盤。マーレム・モハメッド・クーユー、マーレム・ムスタファ・バクブーらのグナワ勢に、ボヤンZやアルト・トゥンチュボヤジャン、ジュリアン・ルロらが参加。
>>http://wabisabiland.cocolog-nifty.com/wabisabiland/2007/07/east_vol2_cef1.html 〜Sorry 無断リンク!!
同じフェスを三度も訪ねると、知らずうちにフェスやオーディエンスの変容にも気づきます。グナワ・フェスは基本的に無料なので、モロッコ全土、ヨーロッパ中から若者が集まり始め、公式発表の45万人という数字もあながち誇張ではないような人の入りとなってきました。三年前は絨毯に座っていられ、なごやかだったVIPエリアも、今回は初日からマスメディアとVIP達でゲキ込み&立ち見。町の主要道路は人であふれ、スリやケンカも頻発してました。それでもグナワ自体の魅力は薄れることはなく、逆に更に呪術的〜トランシーに聞こえました。ユーロ・ジャズやフュージョンとのミクスチャー実験も多いのですが、夜を徹して行われる伝統グナワのリーラー(夜会)会場では若い女性が次々にトランスに入っていきます。さて、10周年を迎えたこのフェス、これからどのような方向に進むのでしょうか。次回はフェス以外の時期に訪れ、グナワ音楽家をチャーターして、我々のためだけにリーラーを開いてもらおうかと思っています。
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3.HOBA HOBA SPIRIT / TRABANDO / HIHA MUSIC, MOROCCO / ¥2,750
そしてもう一枚、グナワ・フェス〜グナワ・ディフュージョン以降、現在のモロッコ・ヌーヴェル・セーヌを代表するミクスチャー・ロック・バンド、Hoba Hoba Spiritの最新作も正規盤で初入荷。 ヨーロッパの野外フェスにも登場し始めた実力派グループです。こちらは数が少なめなので、お早めに。
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4. MAALLEM MOKHTAR GENIA / IHIA MUSIC, MOROCCO / CDR ¥2,750
5. MAALLEM ABDLLAH GENIA / IHIA MUSIC, MOROCCO / CDR ¥2,750
6.MAALEM MOHAMED SAM & HMIDA BOUSSO / NUIT GNAOUA AVEC / BMDA, MOROCCO / CDR ¥2,750
7.MAALEM BRAHIM BELKANI / SOCIETE CHAMUSIC, MOROCCO / CDR ¥2,750
さらに四枚、こちらはキクチ夫妻買い付けのマーレム達。<4> は今回のフェスで一番トランシーなリーラーを繰り広げたモクタル・ギニア。マフムード・ギニアの弟です。どす黒いゲンブリがまるでデトロイト・テクノのように聞こえる作品です。<5> はギニア兄弟の末っ子アブドゥッラー・ギニアのライヴ盤。サックス&キーボードが加わり、地味な印象ながら完成度の高い、ジャズ的要素がミックスされたグナワを楽しませてくれます。 <6> は今月のミュージックマガジンでとうようさんが仏AL SURの作品を紹介している故ハミダ・ブースーとモハメッド・サムの共演盤。サムなんて名前はマーレムらしくないように思われますが、マーレムの中には70年代にローリング・ストーンズやジミ・ヘンドリックスに影響されて音楽を始めた人もいるとのこと。<7> はフランスなどでも精力的に活動するマーレム・ブラヒム・ベルカニの最新作。オーセンティックでシブイリーラーを味わえます。
*お問い合わせ等は“こちら”まで、お気軽にどうぞ。
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