すみません。すべて品切れとなってしまいましたが、来春には再入荷するよう手配中です。
2006年11月5日
注目の新展開〜モロッコは燃えています!結婚式で!?マグレブ・マニア直撃!
〜未知の NEW&TRAD. ダンス音楽 !!
"レッガーダ/REGGADA" 強力コンピCD x2アイテム〜
ほか、限定・初入荷しました!
Just we'd like to say many thanks to Mr. D for having bought the CDs at Marseille & Paris for us as follows.
<1> <2>
<1> VARIOUS ARTISTS / LA NOUVELLE GENERATION DU REGGADA (FASSIPHONE, BELGUIM) CD ¥2750
<2> VARIOUS ARTISTS / NOW REGGADA (REVE D'ORIENT, BELGUIM) CD ¥2750
いや〜、欲しいなあ、いいなあ、売りたいなあ、って今年の春あたりから、ずっと思っていたCDを買い付けていただきましたよ!いや〜、モロッコは燃えてますよ。
というわけで、desertjazz.exblog.jp 周辺で、噂が噂を呼んでいた謎のモロッカン・ダンス・ミュージック=“レッガーダ”待望の本邦初入荷です!まずは、在仏&在ベルギーのモロッコ系住民のために制作されたコンピレーション新譜CD2アイテム、ということになりますが、もちろんこのレッガーダと呼ばれる"ヌーベル・ジェネラシオン"かつ"ナウ"な音楽ムーヴメント、現地モロッコとも連動しているようで、おそらくモロッコではカセットで売られているのではないかと、そう思われます。結婚式の宴会系音楽?らしい、という噂も聞きましたが、その、もととなる伝統的なスタイルは、残念ながら、よくわかりません。でも、一般にモロッコで結婚式に楽しまれる音楽といえば、シャアビ系と相場は決まっていて、そのシャアビを、よりヘヴィーかつパーカッシヴにした音楽と聞こえないこともありません。
歌の旋律としては、シェイハ・リミティあたりの初期ライにも似ているような気がします。が、縦笛ガスバではなくて、ミズマール or ガイタ風〜ダブルリードの管楽器っぽいサンプリング音が多用され、加えてマグレブならではの女声による喉笛、ユーユーも聞こえまくります。2/4拍子系、もしくは6/8拍子系で、ヘヴィーなベンディール&ダルブッカ・ビート&打ち込みが、ライをもっと前傾姿勢にしたようなタイトかつアップでハードなグルーヴを叩き出し、曲によってはファンク・テイストのギター・カッティングが聞こえたりもして、そんな中、こぶし〜メリスマを増幅するボコーダー多用のロボ声で、野性的な男声ソロと、それに応える男声コーラスが、コール&レスポンスで展開されるわけです。とにかくワイルドですよ。
少なくとも、この2点のコンピのジャケットから推測できるのは、どうも遊牧民・ベルベル系ノマドの民俗性がかかわっているような気もしますが、どーなんでしょうね、そこんところは?
とりあえず、近年、ダンス・ミュージックというよりは、それぞれポップさやアーティスティックな指向性を競い合う?ライに較べて、わけのわからないパワー全開さ加減が実に痛快だし、こんな音楽をかけて結婚式場で盛り上がっているらしいモロッカン老若男女、恐るべし!と言わざるをえまい、という感じですね。
<3> <4>
<3> JALAL EL HAMDAOUI / REGGADIATES 3 (FASSIPHONE, BELGUIM) CD ¥2850
<4> KHALASS & GHANIA (EDITION BOUALEM, FRANCE) CD ¥2850
いや〜、何というか、すっごいジャケットですが、こちらも大いにオススメしましょう。
<4>はレッガーダの代表的スターの一人による最新アルバム、だそうです。決して、連続婦女暴行魔??というわけではありません。というようなことはともかくとして、ちょっと甘さをたたえたリズミカルな歌い口が、まるでブルンディ・ブラック?のようなパーカッシヴかつヘヴィーなバック、そして絶えず聞こえるユーユーをかきわけ、ノンストップ・コブシ・マシーンと化し突っ走ります。カッコイイ!時にヘビメタ風のギターが聞こえたり、JB風のブレイクや、スクラッチ・ノイズやモロッカン・ラップや、バーン&イーノみたいなサンプリング音が聞こえたりするのもカッコイイ!強力です。
<5> う〜ん、こちらのジャケットも場末のスナックでいつもケンカしているダメ夫婦、という感じですが、それはともかく、こちら、レッガーダに対抗してかしないでか、アルジェリア方面で巻き起こっているという“スタイフィ”というジャンルの代表的な男女デュオだそうです。<既にレッガーダは古い!これからは“スタイフィ”だ!>という先走った帰国後第一声もありましたが...??なーるほど、スタイフィ恐るべし....、マルセイユもしくはオラン方面の場末スナック?で盛り上がりまくっている成人男女のダンス・フィーヴァーぶりが目に浮かぶような出来!簡単乱暴な言い方をするならば、エジプトの庶民派スター=ハキムあたりが、ちょっとだけPファンク風仕様のカラオケ・バックでライを歌っているよーな雰囲気、とでも申しましょうか?とにかくグルーヴィー!ファンクでデュエット歌謡で場末パワー炸裂の宴会ソング=スタイフィですよ。このジャケにピンと来た方はお見逃しなく!こちらも限定入荷です。お早めに...。
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