2002年4月29日
さて、久々にブラジルLP大量入荷のお知らせです。600枚、5月の初め、連休中に連日放出します。レアー盤も少々ですが、あります。でも、ちょっとマニアックめのサンバ〜MPBが多いでしょうか....。ボサノーヴァ系の目玉としては、上のドナートやエキペのパウロ・モウラ1968年盤あたり....。とりあえず、のぞいて見ていただけると幸いです。追ってRECOMMENDED
VINYLのページにも、推薦盤をアップしますので、よろしくどうぞ....。という感じです。(ちなみにRECOMMENDED
VINYLのページ、ずっとサボってまして、すみません。LATIN等の入荷もありましたので、徐々にアップして行きます。)
2002年4月7日
アフガニスタンのポップス入荷!
(1)
(2)
(3)
(4)
(5)
(6)
サラームアリクム。 こんにちは、サラーム海上です。ミュージック・マガジン4月号にて北中正和さんが取り上げていたアフガニスタンのポップスCDが特殊なルートを通じて初入荷しましたので、ここで紹介致します。
(1) AHMAD ZAHER "THE BEST OF" (2CDS)
70年代、カブールが外国人ヒッピーの聖地と言われた時代(オーバーな物言いですが、確かに「深夜特急」にも出てきますね)に活躍したアフガン・ポップの創始者。内容的には同時期のボリウッド・フィルミー・ソングやポップ・ガザルとほぼ一緒に聞こえますが、光と影が同居する都会的な歌声です。でもヴォ−カルだけでなくタブラにもアナログ・ディレイをかけるのはラリっていたのでしょうか。ポール・モーリアの名曲「オリーブの首飾り」のカヴァーも収録。79年に33歳で早逝したものの現在でも人気を集めているようです。
(2) USTAD MAHWASH "JANANA"
やはり70年代から活躍している女性歌手。ポップ・ガザル=インドのアーシャ・ボズレにも通じる柔らかな声、ワヒッド・カシミの曲が光っています。
(3) WAJIHA &FARID RASTAGAR "KHANA E DIL"
ドイツ在住の夫婦?デュオ。6/8拍子の打ち込みリズムとか細いシンセがライを思わせますが、歌はやはりボリウッド〜ガザル寄り、そのうえトルコのアラベスク風まで登場し、アフガン・ポップスの予想外の多様性に驚かされます。トルコ系、マグレブ系が多いドイツのマーケットを意識したのでしょうか。曲ごとにWAJIHA
とFARIDが歌い分け最後まで飽きさせない作りなのもナイス。
(4) WAHID SABRI "DOKHTAR-E KABUL"
ロシア在住の男性歌手。カリブ風打ち込み、スパニッシュ・ギター、アラベスク、フォーキーなバラードなど、やはりアレンジの幅は広めです。声を裏返す瞬間にイランのタハリール唄法にも通じる不思議な美意識を感じます。
(5) WAHID QASIMI "GUL"
アメリカ在住のせいか、他と較べて打ち込みがかなり軽快です!アルバム終曲はなぜか本格的ガザルをやってます。
(6) WAHID QASIMI "SAOGHATHI"
歌手としてだけでなく作曲家としても人気のワヒド・カシミ、もう一枚。こちらはボリウッド主題歌的キャッチ−な曲多し。
こうして一度に色々聞くと、アフガンを出国してからの新たな移住先の環境により音楽が形を変えていることにも気づきます。打ち込み一つ取ってもロシアとアメリカでは違ってくるわけです。今の所ちょっと稚拙なプロダクションも有能なプロデューサーが一人現れれば全く変わってきそうです。マドンナの「ミュージック」で剃刀のようなエレクトロ・サウンドを作り上げたののは在仏アフガニスタン人プロデューサー、ミルウェイズだったことをお忘れなく。
◎ご質問・お問い合わせ・ご注文等はこちらまで。
|