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2004年4月28日 <高橋健太郎さんから、こういうお知らせを頂きました。>

選択肢を保護しよう!!
著作権法改正でCDの輸入が規制される?
実態を知るためのシンポジウム
期日:5月4日
場所:新宿ロフトプラスワン
時間:午後1〜3時
入場無料/ドリンク代500円のみ御負担ください
司会進行:ピーター・バラカン
パネラー:
民主党 川内博史議員
音楽評論家/HEADZ代表 佐々木敦氏
輸入盤ディストリビューター、リヴァーブ副社長 石川真一氏
ほか(現在、各方面の音楽関係者に打診中)
発起人:ピーター・バラカン、高橋健太郎
協力:藤川毅
この催しは三人の個人有志のみによって運営されます。
いかなる団体とも 無関係です。
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DONIDONI.CO
4-34-10-301 KAMIMEGURO MEGURO-KU TOKYO
03-3719-1043
http://www.ceres.dti.ne.jp/~donidoni/memorylab/
http://www.asahi-chikuon.com
http://www.ceres.dti.ne.jp/~donidoni/sakana/

 

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2004年4月12日 <価格表示に関するお知らせです>

当サイト、及び店頭における価格表示を、全て税込み価格とさせていただきました。
一部、国内盤をのぞき、ほとんどの輸入CD&LPに関しまして、税抜き価格をそのままスライドして、税込み価格とさせていただきました。(というのも、めんどくさいからですが...、)
ですから、ほとんどの商品が、まんべんなく少々値引きされているということになります。
よろしく、どうぞ...。
なお、オーダー方法に関しても、サービス等のマイナー・チェンジをしていますので、"HOW TO ORDER" のページをご参照下さい。よろしく、お願い致します。

店主です。それにしても、なぜ”税込み表示の義務化”なんでしょうね...。まったく、売り手側としては、めんどくさいったらありゃしないわけですが、結局、ものを買う時には消費税が含まれている、ということを忘れさせようとしてるんでしょうね...。数年後に行う予定の消費税大幅値上げへの布石ということになるわけです。姑息、ですね、やることが。
(P.S. ある税理士さんから聞いたんですけど、結局、その何年後かの消費税値上げにおいて、商品の種目傾向ごとに課税率が変わるということらしいですね。だから、いちいち税率を表示するよりは税込み表示に、ということなんでしょうけど、どっちにしても嬉しくないですね。)
そして、姑息というより、醜悪、という感じ、例の”CD輸入規制法案”。
なんか、どーしよーもないですねえ....。結局、なめられてるんでしょうね、輸入CDを買うようなマニアな奴は、どーせ社会的にごく少数派なんだし、投票にも行かないんじゃないの?で、そーゆー希望が大手のレコード会社の方から出てるんだったら、通してあげれば?みたいな感じなんでしょうね。そういうところが垢抜けないっていうか、相変わらず泥臭いですね、日本の政治家っていうのは。まあ、音楽に関しては泥臭いとか垢抜けないというのは褒め言葉ですが、国の代表たるべき政治家が泥臭いんじゃ、しょうがないんじゃないでしょうか、普通...。とりあえず、正当な権益と、悪しき権益の違いもわからないんじゃ、経済が良くなるわけありませんよね。おまけに消費の趨勢というか、マイナーな、尖端の部分の消費のあり方が次世代の消費ニーズに繋がる、というようなことへの目配りも全く欠けています。そういったことへの認識の欠落は、資本主義体制の社会を舵取りする上で、かなり致命的な欠落だと思うんですけど、どんなものでしょう。でも、まあ、既得権益の保守に汲々としている政治家や官僚、レコード会社のトップに、そういうことを意識しろという方がおかしいのかも知れませんけど。要するに、このまま、どんどん、高齢化とともに日本という国は、活力のある部分を失い、黄昏れて行く一方だということでしょうね。まっ、それはそれで、かまいませんし、仕方がない、何かの必然かも知れません...。

P.S. 通っちゃいましたねえ、参議院...。で、某大手レコード店の人とお話ししたんですけど、やっぱり、国内メジャーからリリースされるような人気洋楽アーティストの輸入CD売り上げというのは、全体の売り上げから見てもかなり大きくて、それを、もう輸入して売ることができないとなると、某大手レコード店とはいえ存続の危機というものが懸念されるのではないかと、そー、おっしゃってました。そうなると、そーゆー某大手レコード店の幾つかが取引シェアの大部分を占めているCD輸入業者さん達というのは、やっぱり大きな痛手をこうむるわけで、そーなると、輸入盤業界全体が地盤沈下してしまうんじゃないかということで、なんだか、やっぱり厳しい話しになりそうな感じですねえ...。知らないっと。


P.S.P.S. 結局、当サイトは営利目的のサイトだから、個人的な感慨や考えというものを表明することは控えよう、という仕切りで 運営しているわけで、上に書いたようなことも最終的には営利目的に適うだろう、との判断による発言なのですが、まあ、根が品性に欠ける人間なので、とりあえず、少し言い過ぎちゃったかなとも思いますが、まあ、それはそれとして、結局、音楽というものが商売や産業として成り立っている限りは、そして、その音楽産業というものの逼迫した状況が続く限りは、こういう問題は今後もいろいろな形で出続けるでしょうね...。まったく国内生産されるCDの売り上げというものは、1999年以降、もの凄い減少の仕方をしているわけで、メジャー・レコード会社の現場の方々は、さぞかし大変な苦労をされているとも思います。でも、だからと言ってCCCDや輸入CD規制というかたちで対抗しようとするのは筋が違うというか...、結局、お客さんを敵に回してどうする、という意味で、商売の基本をおろそかにしているような気がしないでもないんですが、どのようなものでしょう。じゃあ、他のかたちがあるのかといえば、今のところ妙案が無いのかも知れませんが...。ある意味、”安室奈美恵のシングル/アルバムCD売り上げ2000万枚突破”あたりから始まった国内人気アーティスト・バブルを追いかけてばかりいたツケが、今になって回って来ただけのことじゃないの?という自業自得な雰囲気も感じられもして...、まあ、時代の推移とともに音楽産業というものが厳しいものになるなら、それはそれで仕方のないことじゃないんでしょうか。もちろん、こういうことは、うちみたいなオープン以来ずっと風前の灯火みたいな、音楽産業の末端の果ての砂漠のブルースみたいな店の者が、のたまうことではないような気もしますが、まあ、ものはついでです。

フランスあたりのメジャーも惨憺たる状態のようで、SONYがBMGと合併を検討しているとか、軒並みメジャー各社が30%のリストラを発表したとか、もっとスゴイことには、専属アーティストの30〜50%と契約の打ち切りを進めているとか、いろいろな話を伝聞するわけですが、そうなれば当然、ワールド・ミュージック関係のアーティストなんて1番先に切られてしまうことも想像できて、なるほどそれで、去年の末あたりから、ワールド関係アーティストのフランス盤/新譜が、あんまり届かないのかあ、などど納得してしまうということもあります。もちろんこういうメジャーの衰退というようなことは、フランスや日本に限ったことではなくて、アメリカでも進行しているわけで、その理由として、インターネットによる音楽配信の影響というように説明されているわけですが、どのようなものでしょう。そういうことももちろん影響しているのかも知れませんが、大勢としては、常にグローバルなヒット曲というものをねらい続けて半世紀以上、少なくともここ四半世紀ぐらい前から顕著になっているような気もしますが、音楽とは関係ない部分での計算や戦略、市場操作などによって、ある意味、音楽そのものの空洞化や退廃の積み重ねによって生み出され続けた”ヒット曲”という現象それ自体が、そろそろもう疲弊し切っているように見受けられるんですが...。そういう意味では、ヒットを生むという至上原理で運営されるメジャー資本によるレコード会社というシステムそのものが疲弊しているとも言えるわけで、日本の業界云々ということより、グローバルなメジャー音楽産業の地盤沈下が始まっているとも考えられるわけです。まあ、だったらインディーやローカルが、がんばればいい、という話になるわけですが...、実際、音楽の世界はそういう方向にも進んでるような気がします。というわけで、まったく話が大きくなり過ぎました。で、いったい、何の話でしたっけ?ああ、そうそう、だから、みなさんワールド・ミュージックを聞きましょう!って、そういう話じゃないですよね?