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  2005年8月8日 この夏の中古アナログ入荷オススメ・アイテムをピックアップしてみました! 毎日、暑い日が続きます。ま、夏だから当然なんですが、そんな暑い中、急勾配の宮益坂を登って当店まで来て下さい、と言うのも気がひけるのですが、アナログ・ファンの皆さん、とりあえず、以下のようなレアー&オススメLPが入荷していますので、ついでがあったら覗いてみて下さい。2000円代から30000円代まで、どれがどういう値段なのかということは、お問い合わせいただけると幸いです。また、盤質に関しましても、遠慮無くお問い合わせ下さい(全体に盤質は問題ないと思うのですが)。それでは、以下、簡単にご紹介しましょう。    1  2  3  4
 アルセニオ!ですねえ。久しぶりにアルセニオのオリジナルLP、レアーなところが揃いましたので、ジャケットを並べてみました。<1> 
                は、66・7年頃の録音とされるBANG盤= " VIVA ARSENIO " なんとバート・バーンズのプロデュース作品です。“ハング・オン・スロッピー”や“ラ・バンバ”もカヴァーしている全体にポップで楽しいアルバムです。<2> 
                "CUMBANCHANDO CON ARSENIO" は、米SMC盤=60年くらいの録音でしょうか?こちらも米国移住後の録音です(というか、アルセニオの場合、キューバ録音のLPアルバムはSP複刻集をのぞいて存在しません)。このSMC盤、以前はごくごく、たま〜に見かけたものですが、もうここ10年くらい見つけたことありませんでした...。実際、BANG盤よりもレアーかも知れませんね。<3> 
                63年録音の EPIC盤 "QUINDENBO" 、アルセニオ・ロドリゲスならではのアフロ・マジックなキューバン・ミュージックが楽しめる名作。先頃、ソニーから国内盤が複刻CD化されました。そして、おしまいの<4> 
                  "PRIMITIVO"  ROOST盤はテディ・レイグのプロデュースになるガッチリとした本格ソン・モントゥーノ・アルバムで、こちらも60年前後の録音です。    5  6  7  8
 上の4点は60's NYラテンの人気アイテムです。もちろん全てオリジナル盤/盤質もまあまあ、ストレスなしでお楽しみいただけると思いますよ。CDやリイシュー盤LP、あるいはベネズエラ盤も出ていたかも知れませんが、何と言っても音が違います...。<5>"VIVE 
                GALORE" は、ルイ・ラミレスのALEGRE盤(ブルー・レーベル)〜ヴァイヴの効いたグルーヴィーなマンボ・ジャズ/デスカルガ/モントゥーノなどインスト中心のアルバムです。<6> 
                は、モンゴ・サンタマリアの息子〜モンギート・サンタマリアのFANIA盤(ゴールド・レーベル) "ON 
                TOP"、知る人ぞ知るヘヴィーなブーガルー人気盤ですね。<7>今年になって突然のニュー・アルバムをリリースしてくれたジョー・バターンのファースト!"GYPSY 
                WOMAN" FANIA盤(ゴールド・レーベル)〜残念ながら、盤に多少のスリ傷があるんですが、でもご安心下さい。当時のファニアは溝が深い!ノイズはほとんど聞こえません。<8>"SE 
                TE QUEMO LA CASA" オルランド・マリーンのALEGRE盤(ブラック・レーベル)、歌い手はチビリコ・ダビーラです!マンボ/グァグァンコー/パチャンガ/デスカルガ...、ガッチリ聞かせてくれる充実作ですね。 
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 こちらの5点はブラジル系になりますが、(そろそろブラジル買い付けをひかえてますので、)ここでは前回のUS買い付けで見つけて来たUS制作USプレスのブラジルものを選んでみました。<9> 
                ブラジル出身のパーカッショニスト=マノーロによる"MANOLO" は、セルジオ・メンデス以来のブラジル系リリースの伝統を持つA&M盤で79年作、スピリチュアルなセルジオ・メンデス?とでも言うべきブラジリアン・フュージョンが展開されてます。ウーゴ&ホルヘ・ファットルーソ全面参加!<10>は、 
                プレ・ボサ時代から活躍している実力派女性歌手レニータ・ブルーノ、60年代半ばのUS・NUCLEUS 制作盤 "WORK 
                OF LOVE" 。以前、国内盤でも複刻されてましたが、クレア・フィッシャー、バド・シャンク以下〜西海岸勢にローリンド・アルメイダほかブラジル系ミュージシャンが加わり、静謐なボサノーヴァ聞かせています。<11>JAZZ 
                MANIA盤は、フローラ・プリムの系譜に属す女性歌手=ケニアによる85年のファースト・アルバム "RIO 
                / NEW YORK" 、英語/ポルトガル語曲とも爽やかに歌ってます。 ブラジリアンAOR風という感じ。<12> 
                "MY FAMILY" は、ヴェテランBOSSAジャズ系ピアニスト=ドン・サルヴァドールの76年作。ドラマーにポルチーニョを起用、かなりハードなジャズ・ボサをクァルテットで演じるMUSE盤。そして<13> 
                "SAMBA NOVA" は、アルゼンチン出身のパーカッショニスト=ルイス・ペラルタ&カヴァキーニョ/ギター弾き語り=ブライアン・ホダルのデュオ・アルバム。 
                ほか、ドラマーと管楽器奏者が加わり、ジャジーなサンバ&ボサを聞かせています。 
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 <14>〜<17>はジャマイカ音楽、<14>は50年代から活動し、後年の90年代頃には、世界的に注目されることにもなったメントのジョリィ・ボーイズ70年代録音=LYRICORD 
                盤 "THE ROOTS OF REGGAE" 、もちろんメント・ミュージックを演奏しています。<15>は、かなり珍しいんじゃないでしょうか?昨今、ちょっと話題になっているキューバン+スカ=“スカ・クバーノ”の元ネタは、おそらくコレでしょう〜1963年キングストン録音=スカ&キューバン・ラテン&クンビアのミッシング・リンクをつなぐ貴重な作と言えそうな、カルロス・マルコルム&アフロ・ジャマイカン・リズムスのジャマイカSON盤 
                "RUCUMBINE"です 。それにしても、いいジャケト・デザインでしょう!<16> 
                "KALYPSO AND SKA" デューク&ヒズ・ジャマイカン・ファイヴ、現地レーベルのKALYPSO盤=ひなびたメントが聞けるわけですが、こっちもレアーです。で<17>まあ、この人は超有名人ですよね。ジャマイカ出身の歌手&俳優スタア=ハリー・ベラフォンテのRCA盤 
                "BALLADS, BLUES AND BOASTERS" 。なんでこのアルバムをピックアップしたかと言えば、ひとえにジャジー&カリビアンなアップ・ナンバー=“ビッグ・ボート・アップ・ザ・リヴァー”が収録されているからです。なかなか得難いアコースティック・グルーヴ曲ですよ。 
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 次はトリニダードものですね。<18>"AUTHENTIC 
                TRIDAD STEEL BANDS"  名門スティール・パン・グループ=ブルート・フォース&エッソ・スティール・バンドのMONOGRAM盤!50年代後半頃の録音でしょうか?<19> 
                & <20> "KITCH 67" & "LORD 
                KITCHNER" は、カリプソニアンの中のカリプソニアン=キーチのトリニダードRCA盤60年代録音2点です。特に<19>は、ほぼミントですよ。<21> 
                も名門スティール・パン・オーケストラ=ザ・コカコーラ・ゲイ・デスペラードスの "CARNIVAL 
                IN CALYPSO" 同じくトリニダードRCA盤です。 こちらも60年代半ば頃の録音だと思われます。
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 上の4点は、アフリカ関係。<22> 
                RIVERSIDE 盤は、旧ベルギー領コンゴでのフィールド・レコーディングですね。"VOICE OF 
                THE CONGO" エコンダ、ブルンディ、バトゥワの様々なヴォーカル・ミュージックが収録されています。<23>はジンバブウェ〜故エファット・ムジュールのムビーラ・アンサンブル、ジンバブウェZML盤 
                "THE SPIRIT OF THE PEOPLE" 、親指ピアノ・ファン必携のアルバムでしょう。もちろん、未CD化ですよ。というか、これも、いいジャッケトですねえ。<24> 
                は S.E.ロージーのUSレコーディング "AFRICAN LADY" 
                SIERRA LEONE PROJECT盤 75年の録音です。これも、まだCD化されていませんね。いい録音だと思うんですが...。<25> 
                "AFRICAN RHYTHMS" のDECCA盤、これは異色作と言えるでしょうか。ガーナのパーカッショニスト=ガイ・ウォーレンとそのグループ“トーキング・ドラムス”による打楽器アンサンブル・インスト・アルバムなんですが、かなりの部分がドラム・セット=いわゆるドラムスのソロに割かれてている作です。そんなの誰も聞きたくない?でも、ジャストなビートがテクノ風ですね。
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 <26>ハワイのラウンジ系ピアニスト=レネ・パウロとそのグループ 
                "TROPICAL HEAT WAVE" 、エキゾティックなジャズ系ラウンジの人気アルバム/LIFE盤ですね。特に表題にもなっている“ヒート・ウェイヴ”の繊細なピアノ、スピード感のあるクァルテット演奏は聞き物。ジャケもいい感じでしょ。<27>POKI盤 
                は、ルーツ&コンテンポラリー・ハワイアン の人気グループ=故イズを擁したマカハ・サンズ・オヴ・ニイハウのファースト78年作〜 
                "KEALA"、スラック・キー・ギター&ウクレレ、ペダル・スティール、ダブル・ベースの弦アンサンブル、そしてファルセット多用のコーラスによる歌が聞き物でしょうか。意外と見つからないアルバムです。<28> 
                は、ややフォーキー&アシッドなハワイアン・デュオ=ブラウンCO.の "BROWN 
                CO." ハワイKK盤〜スティール・ドラムを使ったりもしてます。レアーですね。<29> 
                は、そのものズバリのグループ名“ハワイ“の "OUT OF THE DARK" 
                というこで、 まあ、カラパナ風のハワイアンAORグループなんですが、“レディ・オヴ・マイ・ハート”なかなかグルーヴィーなナンバーです。 
 
 
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 <30>〜<33>は、ややアヴァンギャルド系です。<30> 
                "DIGA" UA盤 は、グレイトフル・デッドのミッキー・ハートがザキール・フセインらと結成したパーカッション&ファンク・ユニット=ディガ・リズム・バンドの76年作、エスニカルなグルーヴがふんだんに盛り込まれた人気盤です。<31>はジョン・ハッセル、ナナ・ヴァスコンセロス、ミロスラフ・ヴィトスらによるパーカッシヴかつフリーキーなグルーヴに満ちたアルバムです。TOMATO制作78年録音 
                "EARTHQUAKE ISLAND" 、ここからバーン&イーノは、すぐ近くという感じでしょうか?<32> 
                ミニマリスト=テリー・ライリーの "PERSIAN SURGERY DERVISHES" 
                71年作フランスSHANTI盤、タイトル通り、イランの古典音楽に材を求めたアルバムですね。こういうLPもタマに入荷してます。<33> 
                若きビル・ラズウェルのダビィかつジャジーなファンク・アルバム "BASELINES" 83年作ELEKTLA盤〜この頃のラズウェルのベース・プレイは、なかなか新鮮でした。 
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 上の4点はジャズ系です。<34> 
                キャンディのお父さん、サックス奏者=ハンス・ダルファーの4人のドラマー&打楽器奏者が参加しているパーカッシヴ/アフロなジャズ・アルバムです。セニョール・スティーヴも参加!ドイツCATFISH盤 
                "THE MORNING AFTER THIRD"70年録音 。<35> 
                トロンボーンのアービィ・グリーン参加/ジャズというより、エキゾティック&ラウンジなビッグ・バンド風ですが、中東風&ラテン・タッチな面白いナンバーが収録されています。ソニー・レスター 
                "AFTER HOURS MIDDLE EAST" TIMEレコード制作〜60年代初め頃の録音でしょうか。<36> 
                71年のフレディ・ハバードによるシリアスな力作、ヴェトナム戦争における“ ソンミ村の虐殺”に抗議したアルバム 
                "SING ME A SONG OF SONGMY" です。ジャケを飾る絵は ピカソの「朝鮮大虐殺」ですね。ATLANTIC 
                盤です。<37> は米国黒人系ギタリスト、フィリップ・アップチャーチの72年 
                BLUE THUMB 盤 "DARKNESS, DARKNESS"。 どこかスピリチャルなムードも漂うジャズ・ファンク系の演奏が並びますが、ブルース・ギターの指使いが気持ちいいダブル・アルバムです。
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 <38> 
                はUKライブラリーもの、ちょっと前までスゴイ値段だったような気もしますが、グルーヴィーなロックっぽいインストが並ぶ "THEMES, 
                THE SOUND OF SOUL" アラン・パーカー&マイク・モランの70年代〜THEMESインターナショナル盤。<39> 
                AMAR盤 "KAMAELEON" は、デンマークのジャズ・ロック・バンド=カメレオンによる79年のアルバムです。<40> 
                は先頃、来日していたジェイムス・チャンス&コントーションズ〜79年のアルバム "BUY" 
                ZEレコーズ盤、ブラックスの“オフ・ホワイト”に継ぐ作ですね。もちろんオリジナルです。やっぱり彼等のパンク・ジャズ・ファンク、カッコイイです。<41> 
                はニューウエィヴ系ジャズ・トラックを集めたコンピレーション "GET WISE" 
                EPIC盤、86年のリリースで、ジャズ・デフェクターズ、コートニー・パイン、ティーム・メン、エクスプレッソ・セヴンなんかが収録されてます。今聴くと、かえって新鮮かも、ですね。というわけで、まあ、ジャズとは言えないけどジャズだ、みたいな4作でした。 
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