1 ELLEEN "CANTO DE AMOR"(ペルー)
2011年、やっとミニシアターで公開された2009年作ペルー映画
「悲しみのミルク」の情感を彷彿とさせる名盤。
冒頭のマルエルチャ・プラドの静謐なギターとエリーンの優しくも儚げな歌唱にこころ打たれる。
2 OUM "LIK'OUM"(モロッコ)
サラーム先生のモロッコ買い付け。
すっきりしたアレンジとサラっとした歌い口がセンスのよさを感じさせるが、
それでいてしっかりとイスラム色も内包している絶妙さに感動。
3 AKETI KETIME "KALI SOU TIHI" (ギリシャ)
顔立ちもパーツもすべてがまるい。
お人形さんのような美形は私好みで、デジパックの内側の写真をCD専用額に入れ飾っている。
歌い口も顔立ちのとおり柔らかい。
4 NAWAL EL ZOUGBI "MARAFSH LEIH"(アラブ)
色っぽいさと可愛さと、押し付けがましくないが芯の通った歌い口が心地よい。
内容が毎度深化している。
5 BENG "DORT DORTLUK"(トルコ)
トルコ盤は買い過ぎてまだ全部聴けていないが、差し当たりこの人の声域の広さ、
表現力の巧さには舌を巻いた。
同じような曲が多いが、ノリのよい曲を聴きたいときにオススメ。
トルコの歌手はみな底力があって甲乙付けがたい。
6 VARTTINA "25"(フィンランド)
北欧好きの私としては、VARTINAのベスト盤が出てとてもうれしい。
情緒を排した、静透な空気をつんざくような一直線の勢いの中にも、
北欧独特の抒情が醸し出されるのが不思議。
7 MINH PHUONG(ベトナム)
私は民歌が好きだ。美人で声の柔らかいPHAM PHUONG THAOもいいし、
巨乳で高音の伸びが魅力のANH THOも素敵だが、
ここは一回り上?の彼女の安定感ある歌唱を採りたい。
8 PHAM THI HUE "CA TRU singing house"(ベトナム)
カチュのCDが数枚アップされたが、この幽玄の世界に引き込まれるとなかなか現実に戻れない。
いやあ、至芸ですぞ。
9 EAKLAI BASAD (ネパール)
ネバールの民謡をモダンにして歌う大御所の一人。顔は怖いが、歌声は優しく、囁くよう。
雄大な自然に向き合うと、神や仏に語りかけるような心境になるのだろうか。
ネパール盤はその他の男性歌手も絶品だ。
10 ファイルーズ/アーリーピリオド・オヴ
快挙!のひとこと。(レバノンの人、私の耳ではファイルーズと発音してました)
以上、とりあえずのベストテンです。
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