ZE CAFOFINHO E SUAS CORRENTES / UM PE NA MEIA, OUTRO DE FORA

最初はちょっと変わった北東部系サンバかな?と思ったのですが、聴いているうちにこんな音楽、聞いたことないな、と気づきました。....ひなびたヴァイオリン(ハベッカ)やチェロ、間の延びしたミュート・トランペット、コンガみたいな効果の非サンバ系パーカッション、小刻みにカッティングされるカヴァキーニョ、レゲエぽかったりジャズぽかったりするベースとドラムのコンビネーションもラフ&ルースだし、レトロなオルガンやビリンバウも使われて、また、なんだか手作り感漂う各種エフェクトも取ってつけたようで....、相当に隙間だらけのバッキングなんですが、これがハマると気持ちいい!そして、何と言ってもその脱力感漂うゼ・カフォフィーニョの土臭いヴォーカルが決定的です。サンバのリズムに、北東部の各種リズム&レゲエやジャズのビート感がミックスされた複雑なニュアンスの浮遊感あるリズム、そんなリズムの波間に漂うゼのヴォーカルの朴訥なムード、好き嫌いはあるでしょうけど、一度聴いたら忘れられませんね。サンパウロからレシーフェに里帰りしたゼ・カフォフィーニョ、本人はトム・ウェイツがお気に入りだそうです...、なるほど。

¥2650
★久保田麻琴さんに買い付けていただいたアイテムです!