RAUL GARCIA ZARATE / LA GUITARRA ANDINA DE PERU | |
1931年、アヤクーチョに生まれたラウル・ガルシア・サラテは8歳の頃からギターに親しみ、12歳の時に初めてのコンサートを開きましたが、あくまでもギターは独学で学んだというのには驚きです。そのギターの音色はまさにアンデスの山々からの澄んだ空気が流れて来るようです。とにかく一音一音が深く、それだけで聞かせてしまう説得力のある演奏に圧倒されます。ギター1本でどうしてここまで表現できるのか、いくつもの楽器を従えているかのようなスケール感、その素晴らしいテクニックはひたすらにギターの音色を高めるために駆使されています。曲毎に調弦をする必要があるともいわれるアンデス地方のギター奏法で、跳ねるようなタッチが軽やかな曲や哀愁と賑やかさの両方を含んだ美しいメロディが際立っています。一度聴いたら忘れることが出来ない素晴らしい音色です。本作で取り上げているのは、出身地のアヤクーチョのヤラビやワイノ、マリネラの他、エクアドルのカンシオーン、アルゼンチンのサンバ、ボリビアのクエカなどを披露しています。本CDは1975年から1988年の間に録音されたものをまとめた決定盤! |
|
¥2205 |