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オーディーブックの『キューバ音楽入門』に収録されていた本CDR6曲目「Yiri-Yiri Bom」を聴いて以来ですから、もう苦節20年になりますか(もっと前から探していましたが...)。というわけで、やっと入手した50年代後半のシルベストレ・メンデス (1929-97) / メキシコ・オーケー盤の<ミントLP>!〜故・中村とうようさんしか持ってない、という時期が長く続いた傑作キューバン BLACK POP アルバムのCDR化!たぶん1956・57年ぐらいのリリースじゃないかと思います。お馴染み、 森田潤さん入魂のリマスタリングでお贈りしますよ(はっきり言って、素晴らしい音質!国内CD化したいくらいですが、はっきり言って、そんなに売れないと思いますので...CDRで我慢してつかんさい、アニキ&アネキな皆さん)。で、シルベストレというと、NYシーコやメキシコRCAのサンテロ / ルンバ / グァグァンコー系アルバムが有名ですが(その辺は amajon でもダウンロード可ですね)、なんとこのアルバムのバックはソノーラ編成、実にマイルドかつタイトな仕上がりとなっているわけです。で、おそらくレーベルが違うからもしそうだとしても隠し通されたでしょうけど、どうも同時期メキシコに常駐していたソノーラ・マタンセーラがバックを務めているんじゃないか?という推理も可能なほどにシンプル&マイルドかつリズミカル、それでもって滑らかでいてファンキーでいてイブシ銀のコクが味わえるシルベストレのヴォイスが加わるわけですから、もうサイコーですね!たった10曲、25分ほどの収録時間ですが、もう、個人的には至福のキューバンですよ(たまたま個人的にはソノーラ・マタンセーラの再評価気運がまたまた高まっている気分という、そういう事情もありますが...)。にしてもイイ声だなあ〜、作曲家として歌手として最高の境地に達していたコンガ奏者であるにも関わらず、革命後キューバに戻らなかったのが悔やまれますが、その辺はエル・グラン・フェジョーベも同じ。で、このシルベストレとフェジョーベとホセー・アントニオをメキシコシティのキューバン・ブラックPOP三羽ガラスと呼んでいるのは勿論わたくしだけです、か?(って、マジですよ!) |
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¥1450 |