KAILASA / JHOOMO RE | |
ボリウッドにおけるカッワーリー曲やミディヴァル・パンディッツでも活躍するインドの男性歌手=カイラシュ・ケールが、トレードマークだったムサい長髪をバッサリ切り落とし、3人組バンド=カイラサを結成〜07年新作アルバムをリリースしてくれました!冒頭曲「SHOLAY」収録の名曲 "MEHBOOBA MEHBOOBA" にチベット声明を加え、現代風にリメイクしたようなインド〜中央アジア系グルーヴ・トラックを聞いた途端、傑作の予感が走りました!ほか、フォーキー・ロック風にアレンジされたロマンティックなガザルや、アミール・フスローの曲、フラメンコ調、レゲエ・アレンジのカッワーリーなどなど、多彩でいて、スーフィー&カヤール風味漂う収録曲群、伸びやかに歌いあげています。ジャケットでシャールク・カーンお得意のポーズでキメるカイラシュ・アニキの姿に嘘はありません。今、インドで最も注目すべき男性歌手&グループじゃないでしょうか! |
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¥2450 |
http://jp.youtube.com/watch?v=drHnuV3fdew
http://jp.youtube.com/watch?v=UlQ5lqFQ_kU
元々、デリーにおいて北インド古典声楽を志していたそうですが、ヌスラットに衝撃を受け、独学でスーフィー/カッワリー系ヴォーカル・テクニックも習得〜しかし、北インド古典音楽界の世襲の壁に阻まれ、声楽家として生きることを一旦断念、ボンベイに移り住んだそうです。が、一時は路上生活を余儀なくされるほど不遇をかこっていたとのこと、けれど、その希に見る歌唱力において、ボリウッド系プレイバック歌手として頭角を顕し成功を収め、かたわら、カイラサを結成、スーフィー系ミクスチュアー・ロックも展開し今日に至っているそうです。今では、ボンベイから北のインド各地では、最も有名な歌手となった、このカイラシュ・ケール、現在のインド・ポップ・シーンで、最も実力ある男性歌手の一人だと思いますが、いかがでしょう?〜元、路上生活者というところも、断然支持ですね! |
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