コレはガマンできませんでしたねえ..。こんなイイ音源を手に入れて、そのままにしてはいられない哀しいレコード（ＣＤ）屋のサガ。このジャケで決まりでした。カッコ良すぎる。こんな服装態度で生きていきたいなあ、とか、こんな立ち姿でデートの待ち合わせ場所に立っているような青春が欲しかった...、などと覆水盆に返らずですが、そうこうしているうちに、思わずＣＤＲを作ってしてしまったワケですね、ハイ。香港のコメディアンで歌い手、デン・ジー・チェン１９６０年代前半の重要アルバムです！で、その内容はと言えば、「ネヴァー・オン・サンデイ」や「スピーディー・ゴンザレス」や「南太平洋」や「セヴン・ロンリー・デイズ」等々の欧米のヒット曲をパクって広東語で歌っているだけです。ハイ。が、しかし、そのエノケンともジャッキー・チェンの酔拳のお師匠ともつかぬ発声において、微妙に中華ムードを盛り立てるエレキなギターやハモンドなオルガンその他のバッキングの中、まったく絵も結われぬ中国４千年の歴史が培ったであろうおふざけムードが忽然と立ち上がるその様！実に素晴らしいわけで、得難いものがありありです。食は広東に在り、とはよく言ったものです。と、まったく意味不明ですね。なんだか、すみません。