09年3月22日 MOLAM FROM ISAN !!
いろいろな国を旅することが多くていらっしゃる当店のお客さま、ヒラタさんがこの春訪れたのはタイのディープ・イースト地帯、モーラム・ミュージックの故郷、ラオスやカンボジアと国境を接するイサーン地方とのことで、当然、買い付けをお願いしたわけですが、これまたディープなCD(もしくはCDR)を買い付けていただきましたよ(もちろん限定入荷、2度と再入荷しないであろう?イサーンでしか売っていないようなローカルなCD/もしくはCDRです)。
で、以下にヒラタさんからいただいた簡単な紹介文を無断でコピーさせていただきましょう!
曰く... <コラート(ナコンラチャシマ)とウボンラチャタニのモーラム・ルークトゥン専門店で、店主オススメのモーラムCD(すみません、CDRっぽいのも混じってます)を試聴した結果、6種類、買って来ました。特にコラートの店は、モーラム&ルークトゥン好きのオヤジ連中のたまり場で、その手のCDを大人買いする、正にエル・スール・レコーズ@イサーンという雰囲気でした。
〜とりあえず、判明した2人の歌手を。1人は、モンルディー・ポンマチャックで、前川健一さんの『まとわりつくタイの音楽』316頁に「安テープの山から見つけた宝物のひとつ。ラム・プータイという、ノーンカーイあたりを中心としたイサーン北部のモーラムをうたう。〜彼女の歌は、追分タイプの自由リズムで唸り、うねる。日本の追分ファンに聴かせたい名唱」と紹介されている人だと思います。ジャケの印刷などは最低ですし、改めて聴いたところ13曲目に一部、音トビがあるようですが、中身は最高です!
もう1人は、ピンチャイ・ペットパランチャイ。16曲入りの内、前半8曲はケーンの代わりにサックスを用いていますが、これがなかなかファンキーで良いです。...しかし、タイ語の表記はしかるべき人にちゃんと読んでいただかないと、お手上げです。> とのことです。ありがとうございました。
というわけで、御紹介にある女性歌手二人は以下の2アイテムです。
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モンルディー・ポンマチャック / title & label =unknown CDR 品切れ
<2> ピンチャイ・ペットパランチャイ / title =unknown (KT CENTER) CD 品切れ
その他、入荷数も少ないのでサラッと御紹介しますが、以下2点は伝統的なモーラムが聞けるCDで、もともとシャーマニックな語り芸だったというそのルーツをしのばせるようなスタイルが楽しめます。ケーンの音色とリズムが何はともあれ印象的ですね。
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<3> ブンヤン・トントン&スパン・アウントン / title & label =unknown CDR 品切れ
<4> ブンデン・デンディウォン&サムワン・ダオノワ / title & label =unknown CDR 品切れ
そして、おしまいの2枚はポンチャックと見まがうばかり?かなりドヒャーな展開の1CD1曲入り60分一本勝負の男女デュオ(バトル?)による2作となります!イケイケのモーラム・ビートに乗せて、かなり突拍子もないC調な掛け合い、というかラップ・バトルが楽しめますよ。モーラム・ギター&ケーン&ドラムス&ベースのバンド・アンサンブルも決まってます!っていうか、声も容貌も、あの李博士そっくりな男性歌手〜コレはごくごく一部で話題を呼ぶこと必至でしょうな、やっぱり!?
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<5> サウワンノイ・ダヌア&パチャリ・ケオサドゥ / title & label =unknown CD 品切れ
<6> サウワンノイ・ダヌア&パチャリ・ケオサドゥ / title & label =unknown CD 品切れ
(追伸:しっかし、聞けば聞くほど脳みそ溶けますねえ...サウワンノイ、とはいえ、とてもじゃないけど、最後までは聞いていませんが...。遠距離通勤の方の満員電車の中のBGM?日本酒の匂いとかプンプンさせながら、ヘッドフォンからこの音、ガンガン漏らしていただきたいものですねえ。)
以上、数量に限りはありますが、ご興味のある方、お早めに、よろしく、どうぞ。