STAMATIS SPANOUDAKIS, ELENI VITALI ‎/ 7 PARAKLISEIS

ロックからクラシックまで、万能の作曲家、1948年生まれのスタマティス・スパヌダキスのヴィザンティン音楽へのアプローチのスタートとなった1985年作品(〜ちなみにスタマティスは1972-2016年までに、60作のアルバムを残している人気作曲家)、歌い手はエレーニ・ヴィターリ、当時なりのシンセサイザー伴奏で全曲を歌った異色作だが、エレーニ・ヴィターリの歌唱スタイルの幅の広さを示して作ともなっています。透明で浮遊感あるシンセ・サウンドをバックにヴィザンティンのメロディーを清澄な雰囲気で歌い綴っています。

注)ヴィザンティン音楽は、ヴィザンティン帝国の宮廷音楽に端を発し、東方正教会の典礼音楽や、聖歌として定着したとされています。オスマントルコによるコンスタンティノープル陥落後も(1453)、東方正教会の管理化において伝えられて来ましたが、正確にはオスマン帝国の支配下で、ある程度の変容を経て、ブルガリア、セルビア、ギリシャ等、東方正教を信仰している国々に伝えられて来たそう…。オスマン支配以前のヴィザンティン音楽とは多少異なることから、正確にはポスト・ヴィザンティン音楽と呼ばれ今日に至っている、とのこと。
*非シールド経年新品だそうです(90年代初め頃のCDかと)。

1 Μυστικός Δείπνος
2 Τον Δι’ Υμάς Σταυρωθέντα
3 Ευλόγει Η Ψυχή Μου Τον Κύριον
4 Εξελού Με Κύριε
5 Ανυμνούμεν Λόγε
6 Ανυμνούμε Λόγε
7 Εί Αληθώς
8 Κλίνον Κύριε Το Ους Σου
9 Απόηχος
10 Ευλόγει Η Ψυχή Μου Τον Κύριον

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