TARLING PUTRA SANGKALA / WARUNG POJOK

歌うはハジェー・ウーン・クルニアシ、演じるはタルリン・プトラ・サンカラ!さあ〜、盛り上がって行きましょう!って、言われてもねえ、十二分に面白い音楽であることは感じますが、まず、一体、この音楽は何?って、気にかかってしょうがないですよね(「考えるな、感じろ!」って、まあ、それで済むなら、当方の仕事もけっこう楽なんですが…)。
で、インドネシア音楽についてよくわかんないことがある時は(インターンネット調べてもどこにも解説されていませんから)レコオヤジさんに聞くしかないということで、早速尋ねてみました。曰く「西ジャワのチルボンで、大衆演劇の合間に演じられていたという、ギター(ギタール)&スリンを中心としたチルボン風音階を持った音楽が、だんだん発展して大衆音楽化、“タルリン”と呼ばれるPOPミュージックになって、その代表的グループが、このプトゥラ・サンカラであり、そのリーダー、アブデル・アジャイブはタルリン界のロマ・イラマと呼ばれている」ということでした。う〜ん、なるほど、ロマ・イラマと比せられているということは、本盤、既に70年代半ばあたりのカセット録音復刻かな?と、察しもつくわけです。というわけで、そーやって教えてもらって聴くと、モヤモヤが少し晴れて、音楽を楽しむことに集中できる、ということはありますよね、感謝!
ところで、この “TARLING PUTRA SANGKALA” 調べてみるとなんと facebook をやっていて、アブデル・アジャイブらしき人物の写真と連絡先電話番号が出ているほかは何もない、という facebook でしたが、ということは、お電話下さい、演奏します、という感じで未だ現役なんでしょうか?

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