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LA RUE KETANOU / 2020

98年結成、ラ・リュー・ケタヌー!メンバーはギターのモハメド・ミュゼ(ユダヤ系モロッコ)、アコーディオン、ハーモニカのフローラン・ヴァントリニュ(ベルギー)、ギター、オリヴィエ・レイチ(ポルトガル)、それぞれパーカッションも兼任、路上ライヴにこだわる不動の3人組(ボヘミアンな生活を好み、モットーは「俺たちは浮浪者じゃない!」)で作り上げた01年の>ファーストから数えて20年を経た7作目、あいも変わらぬ手作り感満載のこの新作、>こちら2014年作以来のご無沙汰でした(なお、今作にはサポート・アコーディオン&コーラスで、ピエール・ルケも参加!)。
去年の年末ギリギリのリリースですが、タイトルは “2020”、宇宙を見つめるトンボのダテ眼鏡の女の子のジャケも印象的で、15曲みっしり、反骨と信条と似た者の同士の友愛で結ばれ、シャガレたシャウト、ジプシー音楽とミュゼットと、フォキー&ロック&レゲエ、生ギターのカッティングと不揃いなコーラスで、完成度とか眼中になし? という具合に息のあった演奏を繰り広げ、その日暮らしの初心貫徹、放浪 3人組で書きあげた “シャンソン” を、シンプルこの上なく聞かせてくれるのでした。

1. Vive La Divorcée
2. Soldat Ravale
3. Elle S’Appelle
4. Ne M’En Veux Pas
5. Cherchez La Chouette
6. Le Jour Et La Nuit
7. Chikungunya
8. C’Etait Beau L’Eté
9. Quand J’Fumais Du Ch’Val
10. Je Mentirais
11. Les Hirondelles
12. Peuple Migrant
13. Accroche Toi
14. Le Beaujolais
15. Gbaou Gbaou