FANNA-FI-ALLAH / MURAQABA 

ヌスラット・ファテ・アリー・ハーンの強力な歌声でもお馴染み、パキスタンやインドのムスリムによる、スーフィズム(イスラーム神秘主義)の影響を受け宗教的法悦を表出する音楽カッワーリー。こちらはそのカッワーリーを奏でるカナダ人や米国人によるアンサンブルです。1996年結成で、すでに数多くのアルバムをリリースしてきている本格派。ハーモニウム&歌を担当するリーダーは、カナダのノヴァ・スコシア出身でパキスタンやインドに渡りカッワーリーの修行を積み、タブラを担うのはヌスラットの伴奏者ディルダール・フセインに師事したこのジャンル初の女性奏者とのことで、異文化に魅せられキワめようと志す者どもというのは、どこにでもいるわけですねぇ。本作は2018年リリースのアルバム。寄せては返すような声の連なり、ハーモニウムとタブラが総体として、じっくりと陶酔に導いていく、オープン・マインドなトランス・ミュージックです。(サプライヤーインフォより)

その気になれば何でもできる!加奈陀人と米利堅人による北米カウワーリー・ユニット、デビュー作。バクシーシのアメアラレは降らずとも、ある意味、初期白人ブルースにも共通するような、清廉で直截な信仰のようなものが聞こえます。ソレこそ、カウワーリーの精神でもあります。

1. Shahe Mardane Ali
2. Chashme Rehmat
3. Ya Farid Ganje Shakar
4. Man Ke Mohan
6. Dama Dam