HAILA / MUJER DE ACERO

元バンボレオで、ティンバのど真ん中を走り続けてきたキューバ女性ヴォーカリスト、ハイラ。バンボレオやソロとして来日も多数なので、日本のキューバ音楽ファンにはお馴染みですね。近年は、ラテン・ポップスやヒップ・ホップとキューバン・サルサの融合を目指したサウンドを聞かせてくれていましたが、5年ぶりの2017年新作は、全編キューバ音楽色を出した充実作となっています。ソンなどを交えながらも基本はティンバ系キューバン・サルサ。この路線こそハイラの本領発揮ということで、一聴でハイラと解るヴォーカルを聞かせています。あらためて聞くと、声質やモントゥーノでの盛り上げ方がセリア・クルースに似ていますね。ポップな持ち味も似ている。色々意見はあるでしょうが、セリア直系といってしまいましょう。
相方だったバンニア・ボルヘスも、新作では原点に戻ったティンバ~キューバン・サルサを聞かせていましたが、またこの路線に人気が戻ってきているような気がします。
ちなみに、アルバム・タイトルは、「鉄の女」!(サプライヤーインフォより)