NINA WIRTTI & LUIS BARCELOS / CHAO DE CAMINHO

新世代歌姫と若手バンドリン奏者による歌と弦の響き!ブラジル南部リオ・グランジ・ド・スール出身で、リオで育った女性歌手ニーナ・ヴィルチが、若手バンドリン奏者ルイス・バルセロスと組んで素晴らしいアルバムを作り上げてくれました。サブ・タイトルが示すように、本作は歌とバンドリンのみという、最小限の音数で聴かせるシンプルな作品。ヤマンドゥ・コスタ&パウロ・セーザル・ピニェイロによるタイトル・トラックや、バーデン・パウエルの名曲「Voltei」などのブラジリアン・ソングだけでなく、中南米を代表する女性作曲家チャブーカ・グランダの曲や40年代に生まれた古いタンゴなど、ブラジル以外の曲も取り上げています。何と言っても、ブラジル音楽の原点、声と弦、をフィーチュアーした意欲作でありながら、まるでリキミのない、リラックスしたアルバムとなっているところ、嬉しいですねえ…。何もすることのない時、何もせずにボーっと、ただただ聴いていたい声と弦の響きです。

1. Chao de Caminho
2. Bonde da Ilusao
3. Barco Velero
4. Jangada
5. Fruta Amarga
6. Eu e Meu Coracao
7. Amor No Fumes en la Cama
8. Mandinga
9. La Flor de la Canela
10. Que o Ceu Tambem Me Leve
11. Voltei