YOUSSOU N’DOUR / SEENI VALEURS


「腐ってもユッスー、取り置きヨロシク!」なんて、ムゴイ発言もありましたが、腐ったとかじゃなくて “熟した” と言って欲しいものですな…(個人的にもユッスーよりも年上なんで、熟した男と言われたい!)。そりゃあ、若い頃のようにハイトーン・ヴォイスは多用はしていませんが(ちゃんと聞かせどころでは使ってますよ)、いい中高年男性がキンキンするのもいかがなものかと…、なんて、冗談はともかく、“円熟” というべきでしょうね、やっぱり。ややもって抑えた表現、曲想において、中高年でなければできないことを実践しているのも確かで、ダイナミックであることやダンサブルであることよりも、じっくりと聞けるンバラ? ある意味、 聴き手に語り聞かせるように歌っていると、解釈可能なんじゃないでしょうか?(ま、なんてたってセネガル文化観光大臣ですからね、昔のジルベルト・ジルといっしょ)って、そういうことも、まあ、ともかく、去年の>”SENEGAAL REKK”に続いて、今年もンバラ作品を出してくれた(7曲収録44分弱)、と、そこんところが重要なんじゃないですかね、やっぱり。セネガル現地向けでしかないと考えてみても(ダウンロードでは世界中に発信していますが)、ンバラ作品を2年続けてリリースしてくれた、ということは重要なんじゃないですか? とにもかくにも、ユッスーはンバラに回帰した!と、セネガルの人々と同じように考えてみたいですね、個人的には。それだけでも、大したことだと思います。まるで、K1ことワシウが本気出して、久々ヨルバ系打楽器のみのFUJIアルバムをカッ飛ばしてくれたようなもんですよ(喩えが間違ってるんじゃないか?なんて指摘しないで下さいね、野暮)!。
ま、それもそれとして、今回、幾つか入荷したセネガル盤を聴いていて思ったんですが、なんて素晴らしいバッキングなんだろう、ということ。やっぱり、群を抜いているんですね、この音作り。コレがンバラだ!ていう音の感触〜ウォロフ的リズム表現&ンバラ的メロディーに満ちあふれていますよ、この新作。結局、新しいとか新しくないとか、そういうことじゃなくて、コレがンバラの音だと、そう強く感じ入ってしまった次第(バック・バンドは “シュペール・エトワール・ドゥ・ダカール” と表示されていて、ハビブ・フェイこそいませんが、〜Babacar Faye -Percussion, Pape Oumar Ngom -Guitar, Assane Thiam -Tama, Ibrahim Cisse -keybord と主だったところは不動 、ということで、何とも嬉しくなるのでした)!で、トゥマニ・ジャバテも参加してます。

P.S. 高い!お前んとこのCDは高すぎる!と、言われることは承知の上で、このお値段。ナゼかというと、セネガルの発売元からパリ/バルベスへ、バルベスから当方特派員ジャンゴ波多野へ(感謝!)、でもって当方へ、ということで、元値に3者の儲けが上乗せされていて、しかもトランプのせいでユーロ高と来て、どーもスミマセン、ということになるわけですね。ま、でも、昔、セネガルから直輸入しようとして、お金だけ取られ商品が来なかったこともありましたから。何回メールしても返事もらえず諦めていたところ、半年ほどして「交通事故に遭って長期入院中」と返信が来たので、そりゃ大変だ、大丈夫か?と、返事出しましたが、それっきり。仕方がないから、会ったこともない相手の冥福を祈ったこともありますから…?

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