AL GREY, WALLACE DAVENPORT, ISAURO HERNANDEZ / JAM SESSION GOES LATIN 

カウント・ベイシー楽団で活躍したトロンボーン奏者アル・グレイが、何とキューバ音楽専門のローカル・レーベル、プチートに残したアルバム『JAM SESSION GOES LATIN』MLP-593の全曲リイシュー(オリジナルとは曲順が違う)です。1960年代半ば頃の録音と言われているので、多分すでにプチートもU.S.A.に拠点を移していたはずなので、多分NYあたりで録音されたものでしょうか。ドラムは、やはりベイシー楽団などで活躍したルーファス・”スピーディ”・ジョーンズ、トランペットは、ニュー・オリンズ出身で、スウィング・ジャズ・バンドの後、ロイ・ブラウン、ロイド・プライス、レイ・チャールズなどで働いたウォレス・ダヴェンポート。この録音の時は、やはりベイシー楽団にいたようです。サックスとフルートも、やはりベイシーやライオネル・ハンプトンのところで活躍したボビー・プラッター。一方リズム隊はやはりラテン系がつとめ、サウンドの要はしっかり押さえています。コンガは、多分キューバ人でライオネル・ハンプトンのビッグ・バンドにも参加してたイサウロ・エルナンデス。ピアノははっきりしたことは分かりませんが、その名前と演奏からやはりラテン系だと思われるノアウェル・クルースが務めています。また2曲で、リカルド・ジャレスなるヴォーカリストが、甘い声を披露しています。で演奏内容は、トラック1、2などでは、かなりエキサイティングなデスカルガを展開。トラック6,7ではジャジーな演奏の中に小気味良いキューバン・リズムが鳴り響き、ラウンジっぽい雰囲気も。盤起こしと思われますが、ノイズもほぼ聞かれず、音質もアナログの良さを残しつつよく仕上げています。紙スリーブ・ジャケに、レコードに模した黒色盤が封入されています。(サプライヤーインフォより)

1. Manteca
2. The Girl From Ipanema
3. Making Whoppee
4. What A Difference A Day Made
5. What Kind Of Fool Am I
6. Love Man
7. Miami Latin Beat

Bass: Wyatt Ruther
Conga Drums: Isauro Hernández
Drums : Rufus Jones
Piano:Noahwell Cruz
Sax & Flute: Bobby Platter
Singer: Ricardo Reyes
Trombone: Al Grey
Trumpet: Wallace Davenport