平安隆 / 悠 YUU

takashi-hirayasu-yuu元喜納昌吉&チャンプルーズのギタリスト。
沖縄音楽界の重鎮が満を持して放つ、ブルージーな民謡アルバム!
★ソロ名義としては18年振りとなる今作『悠(Yuu)』は、そんな平安が、沖縄民謡に立ち返りながらも、
そこにオリジナルな平安流サウンドを加味し、その唯一無二の強くしなやかな声で歌い上げた「唄者・平安隆」の最高傑作です。
■収録曲:
1. だんじゅかりゆし(Danju Kariyushi)
2. 国頭サバクイ(Kunjan Sabakui)
3. ケーヒットゥリ節(Keh Hittwuri Bushi)
4.Interlude – Okinawan Slack Key Guitar #1
5. 安波節(Aha Bushi)
6. ヤッチャー小(Yacchar Guwah)
7. トゥバラーマ(Twubarahma)
8. 恋ぬ花(Kui Nu Hana)
9. 遊びションガネー節(Ashibi Shonganeh Bushi)
▼コンセプト
これまで、オリジナル作品においても優れた楽曲を発表してきた平安ですが、
今回は、改めて「自分の足腰」である民謡に取り組みたい、という思いからアルバム制作を開始。
ルーツ・ミュージックに最大限の敬意を払いつつ、そこに平安の長く幅広い音楽遍歴が醸成してきた感性を生かしたアレンジを加え、
「今」だからこそできる民謡アルバムを目指しました。
▼プロデュース: ゲレン大嶋(coco←musika、ex.TINGARA、ex.チュラマナ)
このアルバムのコンセプトを成就するため、平安が今作のプロデューサーに指名したのは、
TINGARAやチュラマナを経て、現在はcoco←musikaで作曲と三線を担当するアーティスト、ゲレン大嶋。
ゲレンは、平安のイメージを汲み取りつつ、また、平安のヴォーカリスト、
ミュージシャンとしてのキャラクターを存分に輝かせるべく楽曲をアレンジし、サウンド・プロデュースを行いました。
★平安隆は、1952年、沖縄島中城村生まれ。
10代の半ばに、嘉手納基地内のバンドのギタリストとしてキャリアをスタート。
20代の前半には、沖縄歌謡を代表する作曲家、普久原恒勇が主宰する「マルフクレコード」のスタジオで無数の楽曲のレコーディングに参加。
その後は、喜納昌吉&チャンプルーズのメンバーとして、ソロ・アーティストとして、また、鬼才ギタリスト、ボブ・ブロズマンとのデュオなどで、世界を股にかけて活躍。
他に、宮沢和史、ボ・ガンボス、サンディといったトップ・アーティストたちのレコーディングにも招かれてきた、沖縄を代表するアーティストのひとりです。
★自らのルーツ・ミュージックである沖縄民謡はもとより、R&B、ブルース、ロック、レゲエなど、その長いキャリアの中で多様な音楽を吸し、
様々なスタイルのアーティストたちと共演を重ねてきた平安の体内には、果てしない音楽の大海原が広がっています。(以上、メーカーインフォより)

ソロ名義では18年ぶりだそうですね、、元チャンプルーズのギタリストだったヴェテランです。が、オリジナルでなく民謡を歌い演じた作。R&Bやブルースを経たキャリアが滲んだ “ブルージーな沖縄民謡” とは言い得て妙です。そんな方向性を印象づける生ギターを随所に活かす民謡の枠を越えたアレンジも、気負のない、自然な歌い口につながっていると思います。ゲレン大嶋のプロデュース、成功していますね!