V.A. -Mix CDR by Yosuke Baobab, Hide Morimoto / RITMO DE SODADE from CABO VERDE

RITMO-DE-SODADEfromCABO-VERDE

カボベルデミックス松田美緒ちゃんコメント▽
カーボヴェルデは大西洋に浮かぶ小さな宝石。風が吹いたら吹き飛ばされそうな小さな島にへばりつくように家が建ち、たくましいクレオールの人たちが暮らしている。その視線の先に広がる海、その先の広い世界。海に出て行く者のソダーデが音楽のなかで鼓動している。

カボベルデミックスHIDE morimotoコメント▽
大きな話題を呼んだ>ヨースケ・バオバブ『CARIMBO!』に続くDISCOS BAOBABのMIX CD第二弾は、太平洋の真ん中、アフリカ大陸のセネガル沖に浮かぶポルトガル語圏の島国、カボヴェルデがテーマ。

〜1000人以上ものオーディエンスを集める世界最高峰のトロピカル・ミュージック・パーティーで、レーベルも運営する英SOFRITOが ”Sofrito Island Series” で取り上げ、アフリカ〜南米音楽のハードコアなリイシュー・レーベルとしてSOUNDWAYと双璧をなす独ANALOG AFRICAも、先頃コンピ『SPACE ECHO – The Mystery Behind the Cosmic Sounds of Cabo Verde』をリリースするなど、俄然注目をカボヴェルデのレコード黄金期の音楽。
なかなか日本では入手の難しいカボヴェルデのレコードをあの手この手で発掘、そして選曲、ミックスにあたったのは、東京No.1トロピカル・ミュージック・パーティーの呼び声高いTOKYO SABROSOでツートップを張るふたりのDJ。
2014年2月に、恒例の”カルナヴァル研修”でカボヴェルデを訪れ、レコード・ディグを敢行、現地の人々とも大いにふれあい、カボヴェルデ現地の空気を肌で感じてきた”日本のフランク・ゴスナー”ことヨースケ・バオバブと、SOFRITOのDJヒューゴ・メンデズやANALOG AFRICAのサミー・ベン・レジェブをカボヴェルデに向かわせる発端となったミックス、パウロ・ゴンザルヴェスによる「Trapiche Ritmico」をアップし、彼の地の知られざるレコードの魅力を世界に伝えたサイト、SOUL BONANZA を主宰するヒデ・モリモトとの強力なタッグによるミックスCDです。
ノスタルジックなカボヴェルデ独自の音楽コラデラや、野趣溢れるアフロ系ダンス・ミュージックのフフナーはもとより、野太くもどこか郷愁を感じさせるファンクや、ちょっとプログレチックでありながらも強烈にダンサブルなロック・サウンド、そしてこのふたりのセレクションらしく、南米から流れ込んだユニークなクンビアや(カボヴェルデはカルタヘナへ向かう奴隷貿易船の中間地点だった)、フレンチ・カリブ諸島でのヒット曲のポルトガル語系クレオール・カヴァーといった越境サウンドもふんだんにミックス。ANALOG AFRICAが『SPACE ECHO』でスポットライトを当てた独特のシンセ・サウンド〜コズミックなディスコ・チューンももちろん収録。
ブラジル音楽の「サウダージ」は、ルゾ=アフリカンの国カボヴェルデでもやはりエッセンシャルな音楽的要素で、彼の地では「ソダーデ」と言います。
さあ、ソダーデのグルーヴを感じて踊ろう!

〜以上、メーカーインフォより

*というわけで、欧米向けにソフィスティケーテッドされた近年のカボ・ヴェルデ新録リリースで彼の地の音楽を知っているつもりになっている方、コレは、聴いておいて欲しいミックスCDRです。現地リリース過去音源を中心に選ばれたと思われるこの曲の並び、ホテルのプライヴェートビーチから眺めるだけの風景とは一味違う、潮気満点、湿気もあれば人情もある、カビだらけのアナログ盤が伝える島々の街角の悲喜こもごも?この針音混じりのダンスあり演歌ありの世界が、やっぱり音楽マニアにとっての真実のカボ・ヴェルデということになるわけで…、嬉しいミックスじゃありませんか、ご同輩!

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