オクノ修 / ホジキンソンさんの言うことには

OKUNO修正(0323)ホジキンソンさんの言うことは聞くな、オクノ修の唄を聴け。
唄声はふたつの場所を往き来する、なつかしさとあこがれと。
記憶の堆積、夢の総量から唄はゆっくりと紡がれ姿を顕わす。
前作「唄う人」から十三年、さらに深みを増した快心の一作。
京都で老舗珈琲店を営みながら60年代より活動を続けるシンガーソングライター、オクノ修。
幅広い世代から絶大な支持を集めており、多くの音楽家からも敬愛されているミュージシャンズ・ミュージシャンである。
オクノが全幅の信頼を寄せるベーシスト船戸博史、シンガーとしても知られる吉田省念のチェロ、 スティールパン奏者のめめをゲストに迎えてレコーディングされた13年ぶりとなる、 さらに深みを増した最新アルバムがついに完成! 休みの国のカヴァー「フラリフラフラ」を含む全11曲を収録。

■演奏:
オクノ修 ギター・ハーモニカ・ボーカル
船戸博史 コントラバス
めめ スティールパン
吉田省念 チェロ

■収録曲:
1. ホジキンソンさん
2. さよならハッピネス
3. 靴みがきの空 ──Shoeshine Boy 新宿 ’69
4. 私には
5. 去年の夏
6. ダブリンから
7. あふれるもの
8. われわれ
9. フラリフラフラ
10. 思い出すあの頃は
11. ハモニカにあわせて

■オクノ 修(おくの おさむ)プロフィール
1952年生まれ。京都出身。シンガーソングライター。
創業60年に達する京都三条河原町の老舗コーヒーハウス「六曜社地下店」マスターでもある。
1960年代、10代後半、ピート・シーガー京都公演に接して音楽活動を始める。
当時はURCレコードが中心になって推進された関西フォーク運動の全盛期、特に高田渡、早川義夫、遠藤賢司らの音楽から強い影響を受ける。
1969年~70年、コンドアウトキ(オクノ修、黒川修司、志村、高原洋)で活動。音楽活動のため、東京に居を移す。
1972年、アルバム『オクノ修』を京都市内のスタジオで録音。自主レーベルからリリース。
1973年から4年、東京に出て、スーパー・ヒューマン・クルー(有田武生、杉田、ビショップ)に参加。その後はちみつぱいの本多信介らとのバンド活動。
1975年、セカンド『胸いっぱいの夜』リリース。
1981年、ミントスリーピン、バンブーネット、二つのニュー・ウェーブバンドで活動。その後もビートミンツを結成しバンド活動を継続。
2001年、アルバム『帰ろう』発表。折からの「喫茶ブーム」の中で、オクノの音楽性と生活スタイルが俄然注目され、ブームの象徴的存在となる。
2002年、オムニバスアルバム『はっぴいえんどかばぁぼっくす』に参加。
2003年、アルバム『唄う人』発表。
2003年、フォークパルチザン『瓶のなかの球体』に参加。
2016年春、13年振りとなりオリジナル作『ホジキンソンさんの言うことには』をリリース。
その後も「六曜社地下店」で日々働きながら京都を中心に地道なライブ活動を継続中。

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