HORIUCHI KANAKO 堀内加奈子 / HANA UMU 花想い

HANAUMUI再入荷しています。イイ空気感漂うアルバムですねえ…
なんだか、フットワークのイイ人ですねえ。それは、この人、堀内加奈子が、そもそも北海道の出身ながら沖縄民謡をアイデンティファイして生きている姿に端的にあらわれているかも知れません。ま、狭い日本とはいえ、そうしたことは、そうそうに実りを得られることでもないと思いますよ。が、大ヴェテランの大城美佐子に弟子入りし15年、今や立派に沖縄民謡の紹介者(でありつつ、沖縄スタイルのSKAバンドのメインヴォーカルもつとめているそう)。で、09年には半年間、世界一周のツアーを敢行し、その際に滞在したセネガルで出会ったコラ奏者、FALAYE SAKHO (ファライエ・サホー)とは、ともに三線とコラを弾き語り、09年当時、現地での共演コンサートを成功させた仲だそう。そのファライエの、コラ演奏と柔らかな歌声が忘れられず、今年2月に再びセネガルの地を訪れ本作を録音して来たということになります。
なるほど、違和感ないですねえ、たまたまセネガルの地に住まうコラ弾き語りの男声〜Pape Falaye Sakhoと、沖縄の三線を弾き語る女声の相性がよかったのか、それとも、沖縄とセネガルの音楽の相性がいいのか?ま、よくわかりませんが、でも、とりあえず、そういうことよりも、互いに音楽家として、気持ちのあり方というか、雰囲気というか、あるいは空気感みたいなものを共有している風に聞こえるということはあるんじゃないかと。波の音や子供の声なんかも聞こえて来るその野外録音の風合いも含めて、異文化を背負った二人が、ぶつかり合うのでなく、溶け合うように、まったくリラックスした歌を、三線とコラで聞かせてくれるアルバムだということは確か。オススメしましょう!

1.Hamachidori 浜千鳥
2.Thinsagu Nu Hana てぃんさぐぬ花
3.Hana Umui 花想い
4.Taara Senegal Traditional
5.Umi Nu Chinbora 海ぬちんぼらー
6.Senegal (Live Mix)
7.Galgankilaki Tanchame
8.Kaisare Instrumental

◇堀内加奈子◇
北海道出身。沖縄民謡に出会い沖縄へ移住。大城美佐子師匠につき15年目。民謡酒場「島思い」で経験を積み重ね、県内外、海外まで公演。2011年には、大城美佐子&掘内歌奈子で念願のCD『歌の縁』をリリースした。〜12年には “KANASHI:AQUA BLUE ISLAND” ソロ・アルバムもリリースしている。

Pape Falaye Sakho is a kora player and singer from Senegal. He is carrying on the Malian tradition in his music and does some original songs as well such as Sakho Dougou (which means Sakho Village/history). Derrik Jordan produced the CD and is playing 5 string electric violin. Pape works at Sobo Bade in Toubab Diallaw, about an hour south of Dakar.

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