CONRADOPAULINO QUARTETO / CLIMAS

ConradoPaulinoQuartetoホーザ・パッソスやアライヂ・コスタなど錚々たる面々の歌伴や編曲を務めたり、またインストゥルメンタリストとして舞台音楽からジャズ・ミュージシャンとの共演、と広く活躍するサンパウロのギター奏者、コンラード・パウリーノ。デボラ・グルジェル(p)、マリ―ニョ・アンドレオッチ(b)、ペルシオ・サピア(drs) らとのクアルテートを中心とした本作では、サンバ・ジャズなどブラジルのリズムと和声を、ジャズの言語で表現したアルバムとなります。冒頭からクラリネット奏者アレシャンドリ・ヒベイロをフィーチャーしたショーロ的アンサンブルによるフレーヴォ”O Esquimo em Olinda”、そしてドリヴァル・カイミのサンバ・クラシックm-3″Voce ja foi Bahia” の優美で滑らかな佇まい、弦楽とタチアナ・パーハ(vo) の目の醒めるような鮮やかなスキャットをフィーチャーしたm-5″Valsa Errante”、ここまで生ギターとまろやかなクランチ・トーンのegを使い分けてきたコンラードがソロ・ギターで挑むエドゥ・ロボ作m-6″Canto Triste”、木管の名手レア・フレイリ(flute) を迎えてのトム・ジョビン作m-7″Vivo Sonhando”、一転ガフィエイラ・ジャズといった様相を呈す管入りのm-8″Gemio” と、ジャズ・スタンダードをボサ・ノヴァ方面にたぐり寄せたm-10″It might as well be spring” があり、極めつけはロス・エルマーノス初期の名曲”Anna Julia” をダウン・テンポなボサ・ノヴァにしてコンラード自身のヴォーカリーズで聴かせるm-11。言葉もなしに雄弁に語られる魅惑のブラジル音楽。(サプライヤーインフォより)