ORLANDO VALLE “MARACA” / TODO O NADA

BIS-949イラケレを経て独立し、キューバを代表するフルート奏者/バンドリーダーの一人として世界を股にかけ活躍するマラカことオルランド・バジェの2014年作です。キューバ音楽の様々なスタイルをこなしてきている彼ですが、本作はキューバン・ジャズに特化した内容。80年代にエミリアーノ・サルバドールのもとで演奏していたというころから、イラケレ、自身の率いるオータラ・ビシオン(このグループ名は、エミリアーノ・サルバドールがタイトルに掲げた“ヌエバ・ビシオン”をもじったもの)のために、自ら書き下ろしながら録音の機会がなかったレパートリーを集めたということです。タイトル・チューンの大きくうねる波のようなグルーヴ感、テクニカルな管楽器隊のフレージング、緩急をつけた多彩な展開など、なるほどマラカがいた時代のイラケレそのものといった感じですね。マラカがまさに、現代キューバン・ジャズのパイオニアであるエミリアーノ・サルバドールやイラケレのDNAを受け継ぐアーティストであると、改めて実感させられます。バックにはトランペットのレイナルド・メリアン、サックスのミチェル・エレーラ、ピアノのアレハンドロ・ファルコン他、ゲスト・サックスにはイルビン・アカオと、若手を中心とした実力者たちが参加。(サプライヤーインフォより)

1. Conclusion
2. Very Facil
3. Congo Carabali
4. Con Clave
5. Costa Sur
6. Sin Freno
7. Noche de Chachacha
8. Todo o Nada
9. Las Tres Carabelas

Orlando Valle “Maraca” : Director, Arreglista, Flautas, Flauta Alto, Flautin, Percusion Menor
Reynaldo Melian “Molote” * Trompetas y Fliscornos
Michel Herrera : Saxofon Tenor
Alejandro Falcon : Piano y Teclados
Sergio Raveiro : Bajo Electrico y Clevinger
Keisel Jimenez : Bateria y Timbal
Rafael Valiente : Congas
Eugenio Cruz : Tambores Bata
Irving Acao : Sax solos