倍音の森 – OVERTONE FOREST

baion-no-mori世にも稀な、4弦全てに剥き出しのガット弦を張るコントラバス奏者、田嶋真佐雄のリーダーユニット「倍音の森」。 太古を思い出させるようなふくよかで多彩な響きと、親しみやすい楽曲で聴衆を魅了している彼らの待望の初アルバムがついに完成!
このユニットは、コントラバスの田嶋真佐雄、アコーディオンの熊坂路得子(るつこ)、うたのLUNA、ホーメイ・口琴・イギル(南シベリア/トュバの民族楽器)の尾引浩志、の4人編成で、最大の特徴はユニットの名前通り豊かな倍音だと思っています。 編成もソロからカルテットまで、楽曲や個々の持ち味を生かした構成となっていますが、豊富な倍音の為か編成以上の音の厚みを感じて頂けるのではと思っております。
ジャケットは、千葉県鴨川市の森の中で活動されている美術家の宮下昌也氏にお願いして、アトリエのすぐ近くで経営されているアートガーデンにてライブを行い、そこで描いて頂きました。
演奏が時間とともに昼から夜になっていくにつれ、絵も月が出てきて星が出てきてと、昼から夜へ一緒になってリアルタイムに変化していきました。(田嶋真佐雄)

ライブペインティングの模様をYouTubeでご覧頂けます↓

■収録曲:
1. イントロダクション
2. 倍音の森のテーマ
3. 願い
4. 途~michi~
5. ワレモコウ
6. ハリーアップ
7. 星見る少年
8. 祈り
9. 声

【倍音の森】
■田嶋 真佐雄 コントラバス
弦全て剥き出しのガット弦という稀有なコントラバスを奏で、創造的な音楽を求めて、 様々なスタイルのミュージシャンや表現者との活動を行っている。 活動は国内はもとより、韓国のタンゴ・ミロンガ公演への招聘や、アメリカで行われた国際ベーシスト協会(ISB)のコンベンションへの招待など、海外での活動も著しい。 現在はコントラバスソロや自身のユニット「まさる」や「倍音の森」など、独自の音楽ユニット活動を中心に、様々なセッションを主宰している。国際ベーシスト協会会員。 著書に、「ジャズ・ベース・ラインの作り方」がある。

■熊坂 路得子 アコーディオン
6歳よりピアノを始め、18歳の時、アコーディオンと出会った。美大在学中、学校行事や個展等で演奏を始める。現在では、ソロ演奏から、ジャンルを超えて様々なミュージシャン達とのセッションを展開。精力的に演奏活動を続けている。2009年1月に、初めてのCDを全国リリース。同年6月渡仏。2010年には、ロックバンド「GLAY」のアルバムに参加。「埼玉の音楽家100人」に選ばれている。2014年11月カンボジア王国<ダンルン瞳サンキム>小・中学校開校式に出席、演奏。同年12月にはヴァイオリニスト・柴田奈穂とのDUOユニット「トワトワト」の初アルバムをリリースした。

■尾引 浩志 ホーメイ 口琴 イギル
学生時代にニューウェイブ・シーンの洗礼を受け、バンド活動を開始、ボーカルを担当する。1999年、南シベリア、トゥバ共和国に伝わる倍音唱法“ホーメイ”と出会ってから、“倍音”をキーワードにした音楽活動にシフト、“倍音S”結成。「倍音系J-POPバンド」として話題を呼ぶ。その後メンバーの脱退によりソロとなり、全国を旅しながら倍音の魅力を伝承。2006年には、NHK教育テレビの幼児向け音楽番組“あいのて”にレギュラー出演。番組終了後も、バンド“あいのてさん”として、全国の子どもたちに音楽の楽しさを届ける。現在はソロ活動の他に、能の息吹が現代によみがえる「シルクロード能楽会」などに参加。日本の音楽会に新しい風を呼ぶ予感。

■LUNA うた
音楽教師の父と筝曲大師範の母のもと、様々な音楽に触れて育つ。“心に響く歌”、“血の通った音”を信条とする。2009年8月1stアルバム『EverythingMust Change』リリース。2012年5月2ndアルバム『Natural』リリース。近年ではジャンルを超えた様々なミュージシャンとの共演も多く、スタンダードの他、オリジナル楽曲の演奏の、即興演奏にも力を入れている。ダイナミックかつ繊細、ブルージーでエモーショナルな天性の歌声に恵まれた、存在感のある歌い手である。

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