J.A.K.A.M. / COUNTERPOINT EP.7


スクリーンショット 2015-07-19 20.22.45ヨルバ語で「魂の家」もしくは「地球」を意味する「Ile Aiye」がSIDE Xに収められたJUZU aka MOOCHYの〈COUNTERPOINT EP〉シリーズ第七弾。 その「Ile Aiye」では冒頭、西アフリカの伝統弦楽器コラにも似た音色が聴こえてくるが、これはアイヌのトンコリ。奏でるのは、JAKAMの盟友でもあるOKIである。 滋味深い歌声を聴かせてくれるJoはプロフェッショナルな歌手ではなく、ブラジルはサルヴァドールに住む(JAKAMいわく)「メディスンマン的なところもある重鎮のオバさん」。 こういう人を起用してくるのも本シリーズのおもしろさだ。一方、各国の打楽器が絡み合いながら螺旋状に上り詰めていくSide Xの「Internal Vision」も素晴らしい。 14分を越える長尺曲ながら、さまざまな展開が用意されていて最後まで聞き逃せない。ダンス・フロア向けのDJツールでありながら、リスニングにも耐えうる構成力と強度を持つ2曲。 イーヴンキックが「魂を解放するための乗り物」であったことも再認識させられる。
大石始(ライター/編集者)

JUZU a.k.a. MOOCHY の別名義“ J.A.K.A.M. ”のアナログシングル連続リリース、第七弾が早くも12“で登場!今年の1月から始まったこの連続アナログリリース企画、9月リリースの最終タイトルまで残すところ今作を含めて3タイトルとなりましたが、 徹底した世界への探究と独自の視点から生み出される楽曲は、斬新でありつつもひとつのダンスミュージックとしてのグルーヴ感は維持し続けるという、 他に類を見ない強烈な作品群となっています。その待望の第七弾が勢いを失わず 7 月11 日にリリース!SIDE Xの“Ile Aiye”は、第一弾シングルの“RISE AGAIN”でもJ.A.K.A.M.との相性の良さを確かなものとした、 OKI DUB AINU BANDのOKIが奏でるアイヌの弦楽器トンコリと、ブラジルのバイーア州サルヴァドール在住の街のゴッドママ的な存在であるという、 Joのポエトリーと歌の絡みが印象的な、透き通った雰囲気と躍動感が同居したスピリチュアル・トライバルチューン! またブラジルのリズム楽器パンディエロとエジプトの管楽器Mizmarが、ここはバイーアかはたまた中東の何処の国か・・・という異国の街の喧騒を喚起させるアクセントとなり、 全体的に希望に溢れ太陽が降り注ぐようなメロディとウワモノが聴く者に命の鼓動を与えるこの“Ile Aiye”(イレ・アイェ)ですが、それもそのはず、 このタイトルは、アフリカ文化が今も息づくブラジルのサルヴァドールに鎮座する、泣く子も黙るバイーア最強のブロコ・アフロ(カーニヴァルチーム)のIle Aiyeが 自分等のチーム名にするほど強力な言葉であり、ヨルバ語で「生命の家」「魂の家」を意味します。J.A.K.A.M.自身が数年前に訪れたサルヴァドールのカーニヴァルで体験したそのIle Aiyeの強烈な生命力と破壊力あるグルーヴ感と、 シャーマン的な人物であるという事以外詳細不明なJoの力強いヴォーカルの存在感と抽象的なリリックの対比、 そして「それでも生きろ」というメッセージが込められた楽曲となっています。MIX は JUZU a.k.a. MOOCHY 本人が担当し、骨太さと弾けるような瑞々しさのある力強い素晴らしい仕上がりとなっています。SIDE Yの“Internal Vision”は琴のような響きを持つ西アフリカの楽器Koraやアラブヴァイオリン、クルド人の歌声等、艶ある旋律が繰り広げられる抒情的な前半と、 大地を駆け抜けていく様な疾走感と高揚感あるトライバルな後半からなる、まるで一編の映画を見ているかの様な壮大なダンスチューンです。またこちらはアナログver.は14分、デジタルver.は12分と内容が少し違うので、どちらも要チェックです!J.A.K.A.M.自身が近年訪れたトルコのクルド人エリアであるディヤルバクルで現地録音された歌と弦楽器バーラマ(トルコではサズ)、 横笛のカラヴァッシュ等の美しくも悲哀あるメロディ。そこにセネガル~トルコ~日本~キューバまでの様々な国籍、人種、楽器の強者達が奏でる 強靭なリズムとメロディが色彩やグルーヴを織りなし、音楽やダンスといった人類にとって最強なツールを通して、内面を見つめそれを現実に落とし込む 作業かのように肉感的で野性味溢れるDEEPなこのトラックは、全ダンスミュージック好きはもちろん、中東やアフリカ等様々なワールドミュージック、 またロックや映画音楽好きなど、幅広い層にアピールすること必至です!こちらのMIX は NY 在住の日本人、Masters At Work 等で幅広く知られる“Little”Louie Vega の専属エンジニアである Yas Inoueが担当し、 繊細さと大胆さの共存する力強くも抜群のクオリティとなっています。喜びを享受し、時にはこの地を憂い嘆き、しかしそれでも荒野を走り抜けていく力強さに満ち溢れた大作2曲!また全作品に共通しているJ.A.K.A.M.本人による、世界各地や日本国内の感性豊かなミュージシャンから直接録音をし、それを再構築して作られる楽曲は今回も健在で、 テクノロジーと人間臭さ、電子と生楽器のグルーヴ等、サンプリングが当たり前の現在、聴く者へ生の瑞々しさと息づかい、 そして古代から続く人間の果てしない創造力を感じさせます。J.A.K.A.M.の音の探究は続きます。(メーカー資料から)

go top