“ワールド・ミュージック” という言葉を当時、初めてCDジャケに記したレーベル、UKグローブ・スタイルから１９８９年にリリースされた本作、タイはイサーンのモーラム・グループ、イサーン・スレーテーのアルバムです。ケーン（笙）吹奏の響きが交わるエイト・ビートっぽいリズム感の中、男女掛け合いの語りものっぽい歌声、こーゆー音楽がタイにあるのかと、最初に聴いた時は、ホントびっくりしましたよ。
サマーン＆スリウボン・ホンサーという夫婦歌手が太鼓も叩き、大中のケーン二人、ポンラン（木琴）＆エレクトリック・ピン（３弦）という計６人による伝統スタイルの演奏です。今想えばモーラムですから、本来もう少し一曲一曲が長い演奏かと思いますが、３〜４分ほどの曲が全１６曲、コンパクトに纏められたモーラム・アルバムとして、初心者には嬉しい作でもありました。

1 Lai Lam Toei Sam Jangwa 2:36
2 Hua Ngawk Yawk Sao 4:19
3 Sutsanaen-Noeng Mode 2:52
4 Lam Phloen 2:03
5 Lai Pu Pa Lan 3:44
6 Toei Khong 4:58
7 Lam Doen Dong 2:46
8 Lai-Yai Mode 2:20
9 Lam Toei Thammada 3:21
10 Lai Ngua Khuen Phu 3:34
11 Lam Kio 2:49
12 Lai Phu Thai 2:59
13 Kawn Lawng La 3:28
14 Sutsanen Mode 3:16
15 Lai An Nang-Sue 3:43
16 Imae, Imae 2:57

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