AMIT TRIVETI / ENGLISH VINGLISH -OST


English-Vinglish_B2014年に日本でもヒットしたボリウッド映画、邦題「マダム・イン・ニューヨーク」=ENGLISH VINGLISHのサントラ盤。音楽監督は「ボリウッド映画音楽界の恐るべき子供」アミット・トリヴェーディー。親しみやすいキャッチーな曲も作るが、一方で、先鋭的なサウンドと田舎臭い歌をあえて組み合わせるなど、あくの強い音作りが目立つ彼。しかし、この映画の音楽は女性が主人公でニューヨークが舞台のためか、彼が手がけてきた作品の中では最も上品に仕上がっている。
主人公が姪に連れられ、初めてマンハッタンを訪れるシーンでは、マンハッタンという言葉を覚えられない主人公に、姪は「マン・ハット・タン。男、帽子、日焼けよ!」とヒンディー語に訳して伝える。そこで軽快な四つ打ちハウスビートに乗せて、マンハッタンにあふれるファッションブランドの名前を次々とラップする曲「Manhattan」が流れる。

表題曲「English Vinglish」は毎日英語教室に通い、多国籍なクラスメートとともに一歩一歩、英語が身についていく主人公のときめきをバンジョーやフィドルなどのアメリカの民俗楽器と、やはり都会的な四つ打ちハウスビートで表現している。

主人公が一人で先にニューヨークに行かされることが決まり、夫や家族と離れたくないという気持ちを歌った「Dhak Dhuk」はちょっと奇妙。通常なら女性の主人公の気持ちを歌うのは女性歌手に決まっている。しかし、この曲では作者であるトリヴェーディー自身が女性言葉を使い、持ち前のソフトな声で歌っている。

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