V.A. / SANG SELCHEY PART 1 (RHM 119) & PART 2 (RHM 120)

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>こちらで紹介されています!(いつもスミマセン!)前回入荷時には一晩で品切れ、オーダー数が足りませんでしたね…。

しかしこの “ロアム・ヴォン” アルバムでも聞けるカンボジアンな控えめドラムス&ベース、ジム・ケルトナー&リック・ダンゴだ!と看破した “中野の宮崎さん” 流石です。確かに、タメが効いています。
そのタメが、タイの “ラム・ウォン”との違いと気がつきました、たぶん…。というわけで、やっと再入荷です。この辺、カンボジア音楽が何たるかと興味のある向きはキッチリ押さえておいて欲しい伝統歌謡の名唱名盤です。男女民謡系名歌手を代表するイエン・シチュルとハム・スィーウォンを中心に、業界最大手、ラズメイ・ハング・メアスのヴェテラン達が揃い踏みです。
ところで、“ロアム・ヴォン” というのは、輪になって踊ること(タイのラム・ウォンと同じですねね、って、ラム・ウォンはタイのクメール系住民の音楽が源ですから当然同根、ロアム・ヴォンの方がよりスローモー、より歌謡性高し)。つまり日本で言えば盆踊りみたいなものですが(なんともスローモーな盆踊り!)、トロー・チェー(胡弓)、チャペイ(弦楽器)、コーン・トム(環状ゴング)、クロイ(縦笛)、チン(小シンバル)といったアンサンブルにドラムス&ベースを加え、まったくこなれたアンサンブルが、カンボジアのちょっとイナセで艶やかな盆ダンスを演出しています(そのドラムス&ベースの控えめなフォローの見事なこと、カンボジアの田園情緒を伝えることにおいて、まったくジャストなフォローをしながら、演奏の要になっているところ、ご注意を!?)。