HARIS ALEXIOU / TO THE END OF YOUR HEAVEN

ハリス・アレクシーウの2003年秋の作〜前作のライヴから、古巣のミノスEMI系列に戻ってのセルフ・プロデュース作。自作の4曲ほか、アンナ・ヴィッシやケティー・ガルビー、マントなどに曲を提供してきた売れっ子作曲家=ヨルゴス・テオファーノスの4曲など、全体にスローなナンバーが並んで、じっくりハリスの歌が楽しめる内容。バックも滋味ながら手の込んだ作りで、先のヨルゴス含め新旧6者のアレンジャーが腕を競っています。豪華な紙箱入りCDで、歌詞英訳も付いて、マーケット拡大の意気が伝わります。ライカ系ナンバーが並ぶ中にも、 ハリス流ネオ・トラッドとでも呼びたい新鮮な感覚の曲が挟まれ、聴き応え充分。ゲスト歌手として、グリーク・ロックのピックス・ラックスから若手ヴォーカル、そしてヤニス・コツィーラス=SWWも 参加~ハリスとデュオを取っています。いつもイイけど、本作も、良すぎます!