ONEIRA / SI LA MAR

オネイラとはギリシャ語で夢幻との意味。そんなグループ名がぴったりな2人のイラン人、2人のギリシャ人、2人のフランス人(一人はオクシタン系)演奏家によるアコースティック音楽ミクスチャー。ギリシャ民謡とイラン古典声楽二人の異なった唄法の歌手に、ネイ、ギター、ヴィエル・ア・ルー(ハーディー・ガーディー)、イランのザルブという独特の編成で、地中海~中東に共通する音楽言語を即興演奏を駆使しながら探ります。イランの二人はあのシェミラニ・ファミリー。ゲストに元デュパンのサム・カルピアニアが参加し、オック語で歌っています。ということで現代フランスに暮らす各国の伝統音楽EXILE達の最高峰でしょう。初期 L’HAM DE FOC ファンは是非聴いてみて下さい

★オネイラ / シ・ラ・マール

夢は千里を走る。音楽は万里を走る。ソミ・デ・グラナダに続く、イマジネイティヴな音楽の旅。海から生まれて、海に消えていく幻想のスペクタクル。6人の音の錬金術師が奏でる、地中海音楽夢幻紀行。オネイラはイランの血を引くパーカッショニスト、ビージャン・シェミラニの夢から始まった。ペルシャ古典声楽を学んだ妹のマリヤムとともに、伝統音楽をベースにしたイマジネティヴな音楽の模索。そこにギリシャ出身でトラッドとクラシックの両分野で活躍する女性歌手マリア・シモグルー、同じくギリシャ出身でジャズ・クァルテッとも結成しているネイ奏者のハリス・ランブラキス、フランス中央山塊地方出身で、アル・ディ・メオラに師事し、現在もディメオラと一緒に世界をツアーしているギタリストのケヴィン・セディッキ、そして南仏オクシタニア出身で、千年の歴史を持つ楽器ヴィエル・ア・ルー(ハーディー・ガーディー)奏者として地中海トラッドとエレクトロニクスを融合させた革新的バンド、デュパンの中心メンバーだったピエール=ローラン・ベルトリノが加わった。ビージャンを中心に集まったこの6人が試行錯誤を始めたのは2006年のこと。彼らそれぞれのルーツでもあるペルシャ、トルコ、クレタ、ギリシャ、アラブ・アンダルシア、オクシタニアなどのトラッドをベースに、6人の名手たちがその技を調合させて、初めて可能となるイマジネティヴな地中海~中東音楽。例えばマリヤムとマリアという、言語も発声法も歌唱法も異なる2人の女性歌手が和声ハーモニーを作るとき、それは船乗りを惑わす地中海の人魚の歌声となり、倍音の効果をもたらす。ギリシャ語、ペルシャ語、スペイン語、オック語で歌われ、ネイ、サズ、ザルブ、ギター、ヴィエル・ア・ルーで奏でられる音楽は、地中海という海から生まれ、海に消えていく幻想のスペクタクルのようだ。グループ名のオネイラとはギリシャ語で「夢幻」という意味。倍音で響きあう刺激的なこれらの音楽は、夢のようにはかなく、そして美しい。

1. セ・ドロムース 旅路
2. ドデカ・シュロノン・コリスティ 12歳の娘
3. シ・ラ・マール もしも海が
4. イプノヴィエル
5. インテルルディオ 間奏曲
6. ミニーズ・ムー 私に合図しておくれ
7. イエク・ルーズ
8. ザルビ
9. ホマユーン
10. ラゼニアズ
11. アナテマ
12. ハフト・ザルビ
13. バハール
14. ナヌーリスマ

〜メーカーインフォより