ANDY PALACIO & THE GARIFUNA COLLECTIVE / WATINA

a-pslacio07 ベリーズ、グアテマラ、ホンジュラスなどに住む、アフリカ人と先住アラワクの混血の民、ガリフーナと呼ばれるの人々の音楽=パランダ、もしくはガリフーナ音楽をベースに、レゲエやソカ、キューバン等をミックスした独特なミクスチュアー音楽“プンタ・ロック”を代表するアーティスト=アンディ・パラシオ、おそらくCDアルバムとしては12年ぶり?の新作です!生ギター&エレキ・ギター、レゲエ風のベース、そして大小ガリフーナ系パーカッション・アンサンブルのみによるシンプルかつビートフルなバックにのせて、ガリフーナ独特の方言による哀愁漂う潮枯れたヴォーカル&男声コーラスを存分に聴かせてくれます。冒頭の表題曲「ワティーナ」は、ガリフーナのハチロク・ビートがレゲエっぽい2ビートとクロスし、まるでマンディング系ポップのようにも聞こえますが、イイ曲です。この1曲で引き込まれますね…。全体としては、微妙に混ざり合うカリブっぽさとアフロっぽさ、そしてラテンの風味も微かに香り、どこの音楽とも知れない独特な浮遊感を漂わせたダンス音楽、という感じでしょうか?オススメできます。ボーナス=エンハンスド形式ですっごくシブイ2曲分のクリップ&メイキング映像が楽しめます(PCで再生可能)!

p.s. 08年1月19日午前9時、アンディー・パラシオはベリーズの病院で、脳卒中と心臓発作による呼吸不全で亡くなりました。 享年47歳だということです。冥福を祈ります。

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