V.A. / LA BELLE EPOQUE Vol.3 – Vol.4 – Vol.5


la-belle-epoque3la-belle-epoque4la-belle-epoque52007年にハイチ / ミニ・レコーズからリリースされた >>こちら、ハイチ・ポピュラー音楽のパイオニア、パレスチナ系移民の2世にして作曲家 / 楽団リーダーそしてサックス奏者の、イッサ・エル・サイエ楽団の複刻コレクション= A BELLE EPOQUE Vol.1 & Vol.2 の続編となる VOL.3, VOL.4, VOL.5 〜3枚のCDが、随分と時間を経てリリースされていました!毎度、無断リンクすみません!ということで >>こちら>>こちら & >>こちら にこれ以上ない紹介文がUPされていますので、勝手ながらリンクさせていただきます。
で、内容的にはイッサとその周辺の音楽家達による前世紀半ば、ヘイシャン・コンパ成立以前の音源が編集複刻されているわけですが、まず、VOL.3 にはイッサ楽団のキューバン・モードのメラング系ナンバー3曲ほか、イッサとの交流も有名なキューバ人ピアニスト、ベボ・バルデース名義の3曲で、どこかルンバ、メレンゲ、マンボ風のシャンソン・クレオールやメラングなど、ハイチ人歌手のロドルフ・ルグロらをフロントに据え、チローロがパーカションで参加しています。ほか、ロドルフ・ルグロ名義録音のアコーディオン&クラリネットのビギン風アンサンブルによるメラング・ナンバーが収められました。
VOL.4 は後年のカダンス・ランパ(ウェベール流コンパ)の創始者、ウェベール・シコーのデビュー録音 (with キャバンヌ・シュクーヌ・アンサンブル / イッサによるプロデュース)となるメラング名演4曲で始まり(〜この4曲は掛け値無しに素晴らしい!)、続いて北米のジャズ・ピアニスト、ビリー・テイラーの51年NY録音の3曲は、チローロが太鼓を叩いているレアー音源!そして、イッサの元から巣立ち自らの楽団を結成したサックスのギィ・デュロジェー楽団によるメラング6曲〜ベボ・バルデース、エドナー・ギニャールらのピアノにチローロの太鼓も聞けるメラング&シャンソン・クレオールとなります。
VOL.5 にはイッサから楽団を引き継いだ、ピアニストのエルネスト・ラミー名義によるキューバン・モードの4曲はじめ、スイング系の北米テナー・サックス奏者、バド・ジョンソンによるハイチ録音(エルネスト・ラミー、チローロ、ロドルフ・ルグロほか参加)のジャジー&トリッキー?なメラング4曲が続きますが、これも珍品!そして、キャバンヌ・シュクーヌ・アンサンブル名義の4曲と、イッサ制作の米キャピトルLP”HI-FI HAITIAN DRUMS”のアウトテイクも収録されています(チローロ、チ・マルセル、チ・レネーのタンブー・バトルにギィ・デュロジェーらのコーラスがつきます!)。
というわけで、これまで知られていなかったイッサゆかりの音源が目白押し!ハイチ・ポピュラー音楽の黎明にパレスチナ人のイッサ・エル・サイエという音楽家がいかに大きな影響力を持っていたかを知ることができるとともに、ハイチ音楽が前世紀半ば以降、キューバ音楽や北米ジャズとのミクスチュアーの中から生まれた部分も大きかったと再認識させてくれる3枚のCDということにもなります。お見逃しなく!

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