ALICK MACHESO / KWATAKABVA MITUNHU, KURE KWEKURE

alick-macheso12ケニア / タンザニア経由でルンバ・コンゴレーズが流入したというジンバブウェ、そこに起こったスングーラ・ミュージックは、ベンガとジットとルンバをミックスしたような、ギター・バンドによるダンス音楽。で、その第2世代の立役者であり、今や、あのトーマス・マプフーモとタイマンでライヴを張るほどの人気を誇るアリック・マチェーソ(リード・ヴォーカル&ベース)の待望の新作が入荷しました(12年末リリース 〜MATSUHIRA さん現地買付感謝!)。で、 2010年の前作は今もって売れ続けている 怪作 で、現今の録音とはまったく思えない?まるで1990年前後のアフロPOP全盛期のような、ありえないハジケ具合を感じさせてくれたわけですが…、 さて本作、まずはジャケットのスーツ姿にご注目下さい!って、別にシックなスングーラを展開、ということではないにしても、なんだか少し大人っぽい?って、今年45歳のアリック・マチェーソなので、改めて大人と指摘することも無意味なので、そーゆうことはともかく、タテノリでハジケまくっていた前作に較べると、やや微妙に重心が低くなり、タメのあるグルーヴを聞かせようとした内容、とでも言えるんじゃないでしょうか?とはいえ、ブンブンうねるベースや煌びやかなギター重奏、高域男声コーラスによる歌のあり方、ガンガン煽って行く囃子というか掛け声、その辺の構成要素は全然変わってませんから、前作があまりにもアッパーで、忙しなかったぜよ思いの貴兄には、今作あたりのミディアム・アップなノリ、グッとオススメできるかと、そー思います。ともあれ、このコーラス&ギター、ベース、ドラムスのコンビネーション、やっぱり今の録音とは思えません。最高ですね!