TUNJI OYELANA / A NIGERIAN RETROSPECTIVE 1966 -79

tunji-oyelana-nigerian-retrospectiveコメディアンにして俳優、ハイライフはもちろん、ソウルでもファンクでも、カリプソでもアフロビートでも、何でもありのヨルバ系SSWでもあったトゥンジ・オイェラナの1966-79年録音集2CDです。1949年アベオクタ生まれ、イバダン大学在学中から演劇や音楽に関わり、卒業後は主にTVに出演いていたそうですが、その後、オーランド・ジュリアスの楽団に歌手として誘われロンドンへ、そこで南アから当地へ活動の拠点を移していたブルー・ノーツのバックを得て、初ソロ名義録音にて2枚のシングルをリリースしたそう(”va / London is The Place for Me 2″に収録)。その後、イバダンへもどり役者として、そして自らのバンドも率いて活動したそうです。72年にはあのリジャドゥ・シスターズをコーラスに迎え初アルバム。83年には政府を風刺したアルバムをリリースし、以降、当局に睨まれることになり、晩年は英国へ亡命し98年に亡くなったそう。ある意味、フェラ・クティともリンクするトゥンジの半生ですが、本人は自らの音楽を “アフロビート” と呼ばれることを嫌ったそうです。が、フェラと共通する強烈なヨルバ臭?と反骨がやはり魅力でしょうか?