ヌール・ジャハンと並び称されるパキスタンのヴェテラン・ガザル女性歌手 / クィーン・オヴ・ガザルとも呼ばれる（１９３５年パンジャブの生まれ）ファリダ・カヌムによる１９７８年ムンバイでのライヴ録音ＣＤが初入荷しました！たまに、おおおぉ～とか言ながら入る男性聴衆達のまばらな拍手でさえ音楽的？小会場で行われたと思しき、とてもいいムードのライヴです。その声質はほんの少し掠れて哀愁がこもった感じ、あきらかにアシャやチトラ・シンらの天使系？の歌声とは異なる、どこか醒めた情感を伝える大人の女の生身から聞こえる歌声と言っていいんじゃないかと思います。故ベグム・アフタル直系～その昔、郭の恋歌として発展した、より本来のガザルに近い歌い口と言ってもいいでしょう。タブラとハルモニウム、サーランギによる淡々としたバックが、ファリダの歌声に寄りそいます。

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