ALICK MACHESO & ORCHESTRA MBERIKWAZVO / ZIVONDA KUTENDA

それにしても、コノ勢いは何でしょう?ほんとにコレ新録なのか?チムレンガとジット、あるいはベンガビートとリンガラを足して割ったような音ですが、まるで1990年前後のアフリカンPOP本格日本上陸時の飛ぶ鳥を落とすような勢いが再現されている?そんな印象を受けもします。BUT これでも正真正銘2010年作です。~で、ジンバブウェを毎年のように訪れ、この歌手でありベーシストであるアリック・マチェソのライヴに接し最前列で踊っていたところステージに上がって来いと言われ、いっしょにダンスを披露したこともあるというヒラゲさんによれば、このアリックは今現在現地人気NO.1~TVでの露出も多く、オリヴァーMよりもトーマスMよりも人気があるそーです。テレビCM出演時の “CHESO-POWER !!” の掛け声&指サインを(多分まことちゃんの”グワシ”みたいなもの?違うか…)老若男女みんなが真似ているとも聞きました。何でも、地元ハラレのCDショップ店員に尋ねてもらったところ、このアリック・マチェソに代表されるジャンルは~”sungura” =スングラと呼ばれ、ダンス音楽としては現地最高人気だそう。そのベンガのような煌びやかなギター・リフ、高域男声コーラスによる歌のあり方、そして今時バスドラにマイクも入れない中高音域重視の録音感触(ベースの曲弾きも中高音域!)~ジンバブウェらしいハチロクやコンゴやケニアっぽいMIXビートに乗せアップ&ミディアムでダンスを煽るその音楽性、スタイルとしての新しさも古さも関係なく、とにかく元気!勢いが半端じゃナイですねえ、ホント。~去年入荷したザンビアのマションベ・ブルージーンズもけっこう凄かったわけですが、なんだかアフリカ、まだまだ隠れた音楽シーン、あるじゃないですか!?(と、思ったら、POPアフリカ700で既にアリック旧作もスングラも紹介されていましたが…)ところでこのAマチェソ、ご本人としてはマイケル・ジャクソンを意識しているそーです。わけわかりませんね。