MAREWREW / もっといて、ひっそりね。

ウポポというのはアイヌ語において、歌という意味だと思いますが、特に座した女声による合唱や輪唱を聞かせるスタイルを意味することもあるようです。そんな合唱スタイルのウポポの古い録音を手本に学び修得した成果を、今の世に響かせようという試みが、このアイヌ系若手女性4人組のマレウレウ~先にアカペラのミニCDをリリースしていますが、この作ではプロデューサーでもあるオキのトンコリほかによるシンプルかつレトロな伴奏もついて、たっぷりと20曲、多彩なコーラスワークを楽しませます!これがファースト・アルバムという意気込みも伝わって来ます。ウポポの持つ不思議な魅力を、彼女たちなりの歌い口とコーラス・ワークで再現~ミスティックでいて愛嬌タップリ!これはオススメできます。日本の北に、こんなにワールドな女声ポリフォニーがあったなんて、驚きですね!