V.A. / TOYO’S CHOICE SPECIAL

☆『とうようズ・チョイス・スペシャル
 『中村とうよう 音楽評論家の時代』の副読本ならぬ「副聴CD」。
とうようさんが最後に愛したのは、かくもシンプルで飾り気のない音楽たちだった。

2011年に亡くなった中村とうようさんの評伝『中村とうよう 音楽評論家の時代』(二見書房)がとうとう完成した。その発売に併せ、内容をより深く理解するための「副読本」ならぬ「副聴CD」として制作した編集盤がこれだ。ラテン音楽からジャズ、フォーク、ロック、そしてワールド・ミュージックと、長年に渡ってさまざまな音楽を紹介してきたとうようさんが、ついに辿りついたのが「美は単調なり」の境地。そんなとうようさんが晩年に愛した20世紀初頭のヴォードヴィリアンをはじめ、世界各地の芸人さんたちのシンプルで飾り気のない歌声や、元気いっぱいのポルカ、そしてジャズ以前のダンス音楽などをたっぷり収録したのが、この2枚組だ。こういう音楽をわかってこそホンモノの「ツウ」なんだ、というとうようさんの笑顔が目に浮かぶ。

トラックリスト
CD1
1. ネティとアフマッド「キサ・チンタ」
2. フローロとクルース「ウィラードとジョンスン」
3. ビリー・マレイとエド・スモール「カネはないけど楽しさいっぱい」
4. ウォルター・ミラー「グッド・バイ、ライザ・ジェイン
5. チョーンシー・オルコット「麗しのアイルランド娘」
6. エイダ・ジョーンズ「私の彼氏を返してよ」
7. 豊年斎梅坊主連中「出鱈目」
8. ジャック・スニード「ナンバーズ・マン」
9. アッティラ「ルーズヴェルトのトリニダード訪問」
10. カルメン・ミランダ「サンバの帝王」
11. ビリー・コステロ「ダイナ」
12. ザ・レヴェラーズ「ユーバがチューバでルンバを吹けば」
13. イニャーナ(アナ・シルヴァ)「グァルジャー」
14. アナ・ハトとディーン・ワレティニ「マタンギ」
15. シルヴァンとダルノアによる録音「ルウ~ウテ」
16. アンサンブル・パンドゥリストフ「コルメウルニェ・カリサティス」
17. ムウェンダ・ジャン・ボスコ 「マサンガ」
18. アタウァルパ・ユパンキ「石のチャカレーラ」
19. リラ・パウシーナ「パウサの里」
20. ロス・モロチューコス「別れ」
21. ラ・ニーニャ・デ・ロス・ペイネス「ドーニャ・マリキーア」
22. ライトニン・ホプキンズ「ニュー・ショート・ヘアード・ウーマン」
23. パティ・ペイジ「ブーギ・ウーギ・サンタ・クロース」
24. ドリス・デイ「銀の鈴」
25. フェイルーズ「ヤー・ハラ・ヤー・ハラ」
26. テレサ・テン「ひとりぼっちのチンチン」

CD2
1. オットー・ドブリント「ラ・パローマ」
2. マイクル・コールマン「ボニー・ケイト~ジェニーズ・チキン」
3. アンクル・デイヴ・メイコン「セイル・アウェイ、レイディーズ」
4. タンパ・レッド・ホウカム・ジャグ・バンド「イッツ・タイト・ライク・ザット no.2」
5. パイントップ・スミス「パイントップズ・ブギ」
6. J・H・ブラッグ「エティオピアン・ストンプ」
7. ドン・バレット楽団「オー! ミス・リーザ」
8. パ・ケ・バイレン・ロス・ムチャーチョス「ラ・ギタリータ」
9. デューク・エリントン楽団「アコーディオン・ジョウ」
10. イサーク・バスケス楽団「11月のクンビア」
11. スリム・ゲイラード「メイク・イット・ドゥ」
12. シルベストレ・メンデス「カリプソ・コンゴ」
13. ロバート・バンクス「マンボ・ブルース」
14. シュガー・チャイル・ロビンスン「放課後ブルース」
15. セシル・ギャント「ブギ・ブルース」
16. アレクザンダー楽団「赤い翼」
17. ザ・ポルカ・チップス「クラリネット・ポルカ」
18. ビー・ジー・タヴァーン・バンド「W・P・A・ポルカ」
19. レス・ポール 「チキン・リール」
20. クラレンス・ペニー博士「トゥーツ」
21. ピエトロ・デイロ「波濤を越えて」
22. エストゥディアンティーナ・ソノルクス「なぜ行ってしまった」
23. ガロート「1 対 0」
24. パレ・K・ルア「アロハ・オエ」

(以上、メーカーインフォより)

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