桃山晴衣 / 梁塵秘抄ライヴ ’81

MOMOYAMA-LIVE81洗練された発声と三味線技で、新たな日本の民衆歌を誕生させた桃山晴衣のライブ音源が待望の復刻!
邦楽の伝統に基づく声わざと三弦を極めた桃山晴衣が、その邦楽界を離れ、自分の感性に忠実かつ自由な歌を作り続けて辿り着いた中世流行り歌「梁塵秘抄」の世界。洗練された発声と三味線技を駆使し、新たな日本の民衆歌を誕生させた桃山は、また現代の歌の在り方を考えるべく、歌を人から人へ伝えようと全国各地で興行師抜きの自主的公演を続けた。
このCDは、その過程で共感し協力してくれた全国の関係者やファンが集まって開かれた名古屋での記念碑的ライヴ。残されていたカセットテープから復刻した待望の一枚である。(以上、メーカーインフォより)

参考▽

■収録曲:
1. そよや、小柳によな
2. 居よ居よ蜻蛉よ
3. 熊野へ参らんと
4. 御厩の隅なる
5. 舞え舞えかたつむり
6. からすは見る世に色黒し
~茨小木の下にこそ~頭に遊ぶは頭ジラミ
7. 仏は常に居ませども
8. 我が子は十余りになりぬらん
~我が子は二十になりなりぬらん
9. 話し
10. 我が恋は、おととい見えず
11. 恋い恋いて、たまさかに逢いて
12. 百日百夜はひとり寝と
13. 結ぶには~恋しとよ、君恋しとよ
14. 君が愛せし綾藺笠
15. 吹く風に消息をだに~
恋しくば疾う疾うおわせ我が宿は
16. 遊びをせんとや生まれけん

■桃山晴衣(ももやまはるえ)プロフィール
東京生まれ。大叔父に長唄の吉住慈恭、祖母に宮薗節の宮薗千林、幼少から三味線を始め、20 歳で桃山流 設立。63 年より四世宮薗千寿のただ一人の内弟子となり古曲宮薗節の奥義を極める。71 年より邦楽界を離れ独自の三味線弾き唄い・語りの世界を展開。この時期、添田知道師より演歌を本格的に習う。
79 年ビクターより中村とうようプロデュースで最初 のアルバム「弾き詠み草」、翌年「梁塵秘抄」を発表し話題をよぶ。87年より、土取利行と郡上八幡に「立光学舎」を設立し、地域での芸能活動も展開。ピーター・ブルックの「テンペスト」 音楽も担当。晩年は『夜叉姫』『浄瑠璃姫』『照手姫』など、今様浄瑠璃三部作を創作。2008 年 12 月 5 日逝去。
(以上、メーカーインフォより)

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